8.1つのナゾ
「あの、ケンサクっていうのは、もしかして柏木健作のことですか?」
「そうだが。」
即答!!!
っじゃなくて、なんでこの人が父の名前を知ってるんだろ?
かんがえろー、あたしかんがえろー。
「なんであんたがお父さんの名前、知ってんの?」
「ちょっと、まい。そんな言い方ダメだよっ」
「ワッハッハッハッハ」
え?
笑ってる?
笑ってますね。
「おい、親父。二人ともかなりひいてるぞ」
うん。
ひいてます。
かなり。
「ごめんなさいっ。だって急にジョニーさんが笑い出すから。あはは。」
「って、話かなりそれたね。」
「だね。」
「これは、すまん。すまん。つい笑ってしもうた。なにしろ君らがあまりにも健作と明美さんに似ていたもので」
明美さん?
あぁ。母のことかぁ!
ってこの人母のことまで知ってるの?
どういうこと?
それから、ジョニーはあたしたちにいろいろな説明をしはじめた。
・・・10分後・・・
あたしたちに、衝撃が走った。
ジョニーの話はこういう内容だった。
昔、健作、こと父はジョニーの部下だった。
つまり父はワンダーランドによくきていた。
そしてジョニーもまたあたしたちの生きていた次元にきて、しょっちゅう父に会いに来ていたという。
これで説明がつく。
あたしがジョニーに見覚えがあったのも、気のせいじゃない。
本当に見ていたことだったのだ。
だからジョニーがあたしの母のことを知っていても不思議はない。
そして、事件が起きた。
その当時、ジョニーの経営していた<Ruip>のライバル<Ygfo>が、ジョニーの部下の家族たちを人質にとるという事件だった。
父は悩んだ。
とても。
そして結論を出したそうだ。
あたしたちと縁をきると・・・。
だが、その後すぐに父は亡くなったという。
原因不明だった。
10年前、すでに亡くなっていたそうだ。
しかし、あたしにはナゾが一つ残った。
10年前あたしが見たものは一体・・・?
今回はミステリーっぽくなってしまいました!




