7.<Ruip>
今回はゆいの視点に戻りたいと思います。
「あー、やっとついたぁ」
あたり一面、ビルばっかり!!
さっきの花畑とは大違い!
特に一番デカイ!ビルには、
<Ruip>
っていう文字が書かれている。
「俺の親父のビルは・・・えっと、どこだっけ?」
えっ?いや、そんな聞かれても・・・。
とりあえず、1番デカイやつ言ってみよっかな。
「あの<Ruip>ってやつじゃない?」
「あぁ!そういえば!!ゆい、お前天才だなっ!」
「あんたねぇ、ゆいが天才なんじゃなくて、あんたがバカなんでしょうが!!」
うぅっ!
いまあたしも傷ついた。
まいのツッコミ鋭っ!!
「まぁまぁ、そういわずに、はやくいこっ」
止めるのって、つかれます。
これでも自由人だっつーの!
心の中で寂しく嘆きながらあたしたちは<Ruip>に入っていった。
「おーやーじー!!俺だよ、俺!」
俺俺サギかよっ!
と、ツッコンだそのとき目の前におもしろそうな穴が!!!
入りたい。
入りたい。
どうしても。
えーいっ!!
入っちゃえ!
よいしょっ
「おーい、ゆいー、どこいくの?」
「いくらあんたが好奇心旺盛でも、常識考えろ!じょーしきっ!」
「はーい」
ちぇっつまんないのっ
あたしが心の中で毒を吐いているそのとき。
すでにあたしたちの前にいたのだ。
この世界のトップだと言う涼の父、ジョニーが。
とてもやさしそうなその表情。
だが、どこかで見たことがある。
あたしの気のせいだろうか?
「君たちがゆいとまいだね。」
しわがれた、その低い声はいままでの数々の戦いを連想させる。
「そうです。」
「そうか、君たちが健作の娘なのだね?」
健作・・・。
あたしとまいの心の底の悲しみがよみがえる。
お父さん・・・。
あたしたちを残して、死んでしまったお父さん。
でも、ジョニーのいうケンサクは、あたしたちの父、柏木健作とは別の人物かもしれない。
あたしはいまでもときどき思い出してしまうのだ。
死んだはずの父があたしの前に現れたときのことを・・・。
どうでした?
ゆいのキャラ、濃くなりました?




