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Rabbit物語  作者: のん
07章
61/70

1.必要の無い、感情



ふざけるな。




ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ざけんな。




ーーガタンーー




私の中で何かが傾れ落ち、暗闇が広がっていった。




「・・・・こんな世界、壊しちゃぉ。」




*   *   *




「ねー雅紀ー!!!」



「ん?」



「ちょっと遣りすぎだったかな。麗の両親自殺したって・・・・・・・・」



雅紀はガンっと、壁を殴る。



「なっ何すんの・・・・」



「この事。ぜってー。誰にも言うなよ?」



雅紀は、2人が噂を広めた事を留美に口止めする。



「わ、分かってる。」



「留美・・・・・・。逃げるぞ。」



「えっ。は?えっ」



「もうじき麗は俺らに復讐しにくるだろ。」



「何でそんな事分かるの?」



「ほら見ろ。」



雅紀が指差した窓の奥には。



狂ったかの様に笑う麗の姿。



ーーこのままでは、殺されるーー



そして2人はそそくさと。



・・・・逃げた。






*   *   *





あの2人・・・・。



殺さなきゃ。



お母さんとお父さんのために。




急がなきゃ。



走って。走って。走って。



そしたらもう、2人は消えていた。




涙が出てきて、笑みが止る。



ーー私。クルッテルーー




尋常じゃない程に。自分が怖いよ・・・・。



お母さん・・・・。お父さん・・・・。



何で。何で?何で。何で・・・・。シンジャッタノ?



私。



一人じゃ、生きていけないよ?



自分たちだけ、楽になったの・・・・?



そんなの、ズルイじゃん。




私も、お母さんたちの所に、行かせて?




ナイフを首元に光らす。



そしたら強い風が吹いて、ナイフが飛んでゆく。



まるで両親が。



ーー死ぬなーー



そう言っているかの様に。




「ふざけんじゃないわよ!死なせてよ・・・・!!!!!」



ナイフを取りにゆく。



そしたら鳥にくわえられて、もう。



死ねない。



「どうして・・・・?どうして死んじゃ駄目なの!?ズルイよ。ズルイ。私を捨てたの?


 ・・・・・・・・・・そう、なんだね。」




私は捨てられた。



もう。



愛なんて要らない。



本当の愛だって偽りの愛だって。



もう、必要ないわ。



私は今日から悪魔になって。



この世界を滅ぼすわ。



感情なんて捨ててやる。



サヨウナラ。ワタシ。




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