表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Rabbit物語  作者: のん
06章
60/70

10.全ての裏切り





「雅紀ぃー!!!」



「あっ麗じゃーん。どした?」



「っもー。トボケちゃって。今日雅紀の誕生日じゃーん。」



「・・・・・・・・!!!!!」



「ハイっ。プレゼントっ」



「ありがとう。」


*   *   *



コツ・・・・コツ・・・・コツ




「っお母さん!!!」



「麗?私もう。疲れたわ。」



あの噂が広まって。



一週間。



噂は隣街にまで・・・・いえ。



ワンダーランド全体に。



広まっていった。



あの日から。



うちの窓ガラスはいつも割れ。



母のおでこからは血が流れている。



父の拳には痣が。



ただの噂だと思っていたのに。



ただの噂なのに。



どうして私たちはこんなにも。



苦しまなくちゃいけないの・・・・?





「私っ留美んとこ行ってくる」



母の傷を手当てする為。



留美のお母さんに道具を借りに行く。



*   *   *




「なぁ留美?」



「何ぁに?」



「俺。留美が好きだ。」



「あたしもっ。」



「麗と別れたい」



「んじゃー。壊しちゃう?」



*   *   *





「留美ー!!」



「「れ、麗?」」



「え。雅、紀?」



親友だと。



思ってたのに。



私が見た光景は。



留美と雅紀が。



キスしてる光景。




「何?何か悪い?」



目を鋭くして私を睨む留美。



「え。だって雅紀は私のコト好きって・・・・・」



「はぁ?俺がいつお前にんな事。

 冗談じゃねー。」



・・・・・え。



「雅紀は。あたしを愛してんの。アンタは精々あの貧乏家で泣き喚いてな!」



「酷い・・・・。酷いよ2人共っ信じらんない」



留美の家から慌てて飛び出す。



*   *   *





『あーあの子よ?例の噂のー』『まー。信じらんない。この世界壊そうとするなんて。』『死刑よ!死刑!!!』『死ー刑ー!!!死ー刑ー!!!』




私を見る人々の目は冷たい。



「っ。」



涙が頬に流れる。



でもその涙には。



誰一人として気がつかない。



「っ何で・・・・。何で」



家に戻って。



私は見た。




お母さんと、お父さんが。



自殺してるとこを。




「お父さんっ!!!!!!!!!お母さんっ!!!!!!!何でっ何でっ死んじゃ嫌ぁーーーーーー」












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ