4.ありがとう
「っ涼!!!」
「・・・ゆい。」
「あたしっ、あたしね?
向き合いたい。
黒崎麗さんの事とか、お父さんの事とか、全部、全部。」
「・・・あぁ。」
「だから、お父さんともう1度、話がしたいの。あたし、銀塊の城に行こうと思う。
涼も一緒に、来てくれないかな。」
「あたりめぇだろ?
ずっと一緒って、約束したろ?」
「・・・うんっ!!」
「・・・ってかさっゆいさっき、何言おうとしてたの?」
「あっ。
うん・・・・・。あ、あたしね?」
「あぁ。」
思いを、伝えなきゃ。
ちゃんと、言葉にして。
「あたし、涼に出逢えて、本当に良かった。涼と別れた時ね?・・・あたし。
寂しかった。まいが慰めてくれたけど、やっぱり心の中の穴は埋まらなかった。
あたしっ、涼の前では弱音吐けなくって、辛かったの。それでもさっき、弱音、吐いたんだ。
そしたら涼、支えるって言ってくれてっ、あたしっあたしっぅぅっぅー」
「ほらもう泣くなよ。大丈夫だから。な?」
「あたしっほんとにうれしかったのーっ」
「俺もだ。
俺な?今までゆいの弱音聞いたことなかったけど、さっきゆいが弱音吐いたとき、頼ってくれてるんだな
って、思った。うれしかったんだ。」
っうぅぅぅぅ~。
涼がこんな事思っててくれたなんてっ。
あたしっ涼に出逢えて、ほんとよかった。
「こっ、これが言いたくて、涼に逢いにきたのーっウっえぇぇぇん」
「ゆいっ、俺ともう1度、付き合ってくれませんか?」
「・・・よろしくおねがいします。」
涼に気持ち、届いた。
涼に気持ち、伝える事が出来た。
今あたしは、まいに言いたいです。
こんなあたしの、背中を押してくれて、ありがとう。




