5.まいの異変
あー、つかれた!
さっきから何一つ変わらない景色、花、花、花。
一体、涼はどこにつれていくつもりなのだろう。
「ちょっと涼、あたしたちを一体どこにつれていくつもりなの?」
と、まいが口を開いた。
「あれ、言ってなかったっけ?」
この人すっごい自由人だな。
まぁ、あたしも同じだけど。
こんな人みるとまいが放っておかないだろうな。
「言ってるわけないでしょうが、このドアホ!!」
予想的中!!!
「なんだよっそんな言い方しなくていいだろっ!」
「まぁ、まぁ、二人ともっ!そんな怒んないで。」
「で?それであんたは一体あたしたちをどこにつれていきたいのよ!」
「俺の親父のとこだよ。」
お父さん?どういうことだろ?
「俺の親父はこの世界のトップ、つーかとにかく偉いんだよ!!」
へ~すごいんだぁ~
「んで?そんな偉い人があたしたちに何の用があるのよ!」
「まい、そんなとげとげしい言い方やめなよっ」
「ごめん」
意外と素直!!
生まれたときからずっといっしょにいるけど、いつも思う!!
「あっ、涼の話の途中だったよね。なんだっけ?」
「あー、もうゆいまで、二人ともちゃんと俺の話聞けよ~」
何その上から目線っ!!
「俺もくわしくは知らないんだ。ただ、親父がよんでいる。」
って、結局しらんのかーいっ!!
それにしてもお父さんかぁ
いいなぁ
あたしとまいにはお父さんとの記憶なんてほぼないに等しいからなぁ~
ってそんな場合じゃないっ!!
「お父さんはなんて名前なの?」
「親父の名前はジョニー、もちろん、本名じゃないけどなっ」
「えっ本名知らないの?」
「あぁ。俺は親父のことをほとんどなにも知らないんだ。」
知らない?
「親父は俺が生まれる前から忙しくて、会えるのも1年に何回か。」
「そっか。なんかごめんね。」
「いや、ゆいが謝ることは何一つないよ」
それにしてもさっきからまいが全然しゃべらない。
すねちゃった?
いや、違う。
震えてる。
「どうした?ゆい?」
「まいが。まいが震えてる。」
「えっ?まい、どうした?」
そのとき、まいが崩れ落ちた。
一体、まいになにがあったのだ?
いつもさっぱりしているまいに一体何がおこったのか?
次話お楽しみに!!




