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Rabbit物語  作者: のん
05章
47/70

7.頼っても






ねぇ・・・。




教えて?




今の夢は、何だったの?




赤い瞳のウサギが作られる瞬間?




作ったのは、お父さんじゃ、なかったの?




一体、どういうコト?




ねぇ・・・。




教えて?




あたしに一体、何が起こったの?










・・・怖いよ。




自分が何をしているのか分からないのって、こんなに辛いんだね?




だって、あたしじゃないもん。




あたしじゃない誰かが、あたしの声で、あたしの体で、あたしの姿で、しゃべっているんだもん。




その誰かが、あたしの中で、怒ってて、叫んでる。







































ーーーーーーー殺すーーーーーーーーー
























そう叫んでるの。




怖いよ・・・。




今、現在この世界では一体、何が起こってるの?




分かんないよ。




戦争?




じゃあ、戦争とは、何ですか?




人々の争いのコトですか?




だとしたら。




そうなのならば、醜いです。




とっても。




どうして人間は、争いを起すのですか?




だって人間には、助け合うという選択肢があるというのに・・・。




どうして自ら、争いを好むのでしょう?




正気を失ったトキ、人間は争う。




自らの体、姿、存在、命、心を守るタメ。




じゃああたしは、その正気を失った人に問います。




人を犠牲にして、傷つけて。




少しでも・・・。




少しでもいいから、胸が痛みましたか?




痛んだのであれば、それはあなたが大切な物を失った証でもあり。




あなたが生きている、証でもあるのです。




あなたには、心があるの。




あなたには、涙があるの。




あなたには、幸せがあるの。




あなたには、命があるの。




だから、その命を大切にして?




それと、人の命も・・・。




どちらかを選べと、迫られたのであれば。




自分を信じてください。




自分を信じるコトが出来る人間は、人の痛みを知っているから。




人の痛みを知っているからこそ、答えが出るのです。




間違いだと思っていても、選べばいい。




それがあなたの答えなのだから。




どうしても不安なのならば、頼れる人・・・。




手を差し伸べてくれる人を、見つけてください。




あなたの答えを見つける、手助けとなってくれるコトでしょう。




どんなに人に頼ったっていい。




だって、辛いんでしょ?




泣きたいんでしょ?




じゃあ、泣けばいい。




どんなに泣いたっていいから・・・。




・・・だから、戦争だけは、やめて?




辛いんなら、あたしにぶつけてよ!




なんの罪もない、なんの関係もない、そんな人を、傷つけないで?




・・・お父さん?




あたしね?




すべてを知りたいんだ。




あなたの苦痛も、あなたの過去も、あたしのこの頭痛のことも、すべてを。




あなたが何で、こんな戦争に関わっているのかなんて、あたしには分からない。




でもね?




あたしには、あなたの話を聞くことができる。




あたしには、涙を受け止めることができる。




あたしには、力になれることが、あるかもしれない。




だから、頼っても、いいんだよ?




これは、お父さんだけに、限らない。




誰にでも、いえるコト。













頼っても、いいんだよ?






















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