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3.闇の中から
「ゆ、ゆい?お父さんは?」
まいが目を擦りながら、あたしを見上げる。
「行っちゃった・・・。」
そんなコト言ったら、まいはあたしを抱きしめた。
強く・・・、強く。
「あたし達が、お父さんを救おう?」
彼女はあたしにこう告げた。
あたしは黙って、うなずいた。
そうよ・・・。
あたしたちが、お父さんを闇の中から、救い出さなきゃ。
泣いている場合じゃない!
今すぐにでも・・・、救わなきゃ。
それは、ジョニーの為でもあり、涼の為でもあり、あたしたちの為でもある・・・。
そう思うから・・・。
あたしが頑張らなくちゃ、いけないんだ。




