1.思ってた。
ーーーーーーーおとうしゃーんーーーーーーー
ーーーーーーーどうした?ゆい?大丈夫か?---------
ーーーーーーー痛いよぉーーーーーーーーー
ーーーーーーー待ってろ?もう、家つくからな?ほら、乗れお父さんの背中ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー・・・うん。-----------
幼いトキ。
あたしはいつも、泣いていた。
そのあたしを助けてくれていたのは、紛れもないお父さんだった。
幼いトキ。
あたしはいつも、思ってた。
ーーーーーーーお父さんは、ヒーローなの?--------
って。
幼いトキ。
あたしはいつも、思ってた。
ーーーーーーーーお父さんは、いつ帰ってくるの?----------
って。
お父さんはときどきしか帰ってこなくて、帰ってくる日が待ち遠しかった。
あたしは、いまでも思ってる。
ーーーーーーーお父さんは、何があってもあたしのお父さんーーーーーーーーーー
・・・だって。
ねぇ・・・?
お父さん?
あなたは本当に、戦いを望んでいるの?
もし、本当に望んでいるのならば・・・、何があったの?
よっぽど、辛いコトがあったの?
じゃなきゃあなたは・・・、こんなコトしないよね?
理由も無しに、人を傷つけたり、しないよね?
あたしとまいを裏切ったり、しないよね?
もう、戻ってこないって、言わないよね?
こんなに・・・。
あたしもまいも、こんなにあなたのコト、思っています。
だから。
だからせめて、理由を教えて?
何で、こんなことをしたの?




