表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Rabbit物語  作者: のん
04章
34/70

4.この涙を止めて




沈黙が、続く。



ジョニーが亡くなった、今。



涼は、何もしゃべらなくなってしまった。



そりゃあ。



そうだよね?



つらいよね。



あたしが、悪いよね。




沈黙を破ったのは、まいだった。



「何があったの?ゆい。」



何があったのか・・・。



一瞬の出来事だった。



あたしは今までの出来事を、包み隠さず2人に話した。



すべてを聞いたまいは、あたしを抱きしめながら、こう言った。



「辛かったね。でも、あたしはゆいが悪いわけじゃ、ないと思う。だから、そんな思いつめないで。」



と。



優しいね。



まいは・・・。



「2人とも、つかれたでしょ?今日はココで休もっか。」



まいが言ってくれた。



あたしたちは、崩れ落ちるように、眠った。



まるで、悲しみから逃れようとするかのように・・・。



でもね?



逃れちゃダメなんだよ。



受け入れなきゃ。



何にもならないんだから。


























朝日が昇り、皮肉なほどきれいな景色が顔を出した頃。



あたしは目覚めた。



2人を探す。



だが、涼が・・・。



・・・いない。



涼。



涼。



涼!



すると、あたしのテントの前に、一通の手紙があった。








* * * * * * * * * *







ゆいとまいに、この手紙をあてる。







俺は、1人で戦う。



君たちとは、もう一緒にいられない。



心配なんて、言葉を並べないでくれ。



親父が死んだのは・・・。



少なくとも、ゆい。



お前のせいでもあると、俺は思うから。



さようなら。






* * * * * * * * * *




















やだ。



泣きそう。



あたし・・・。



涼がいないと。



もうダメなのに・・・。





この気持ち。



悲しい、なんてものじゃない。



とても複雑で、辛いの。



あたしが悪いって。



自覚しているから。



あたしも、涼の気持ち。



分かるから。



だから、何も言えない。



ただ、涙が止まらないの。



だれか、この涙を止めて・・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ