3.未来が現実へと
サラside
とうとう、戦争が幕を開けてしまった。
あたしとケイは、ウサギたちに紛れながら、必死に人々を守っている・・・、つもりだった。
救えなかった命が、そこにある。
あたしたちは、ゆいちゃんと、まいちゃんの父。
健作を止めるコトができなかった。
あたしが目にした光景は、壮絶なものだった。
ジョニーが、殺されていた。
周りに、みんなが集まっている。
そして、みんなは村の外へ、避難していた。
あたしが、救わなきゃ。
赤い瞳のウサギたちが、マシンガンを持ち、人々を撃っている。
そのときだった。
見覚えのある、扉が開いた。
あの扉は・・・。
かつて、ジョニーに教えてもらったことがある。
時間をつかさどる扉だ。
まさか・・・。
こんな時に・・・。
その扉から、出てきたのは。
あたしと出会う前の・・・。
過去のゆいちゃんとまいちゃんだった。
危ないっ。
ココは危険よ。
今すぐ逃がさなきゃ。
そう思ったとき。
赤い瞳のウサギが2人にマシンガンを向けていた。
あたしは咄嗟に叫んだ。
「ゆいちゃん、まいちゃん。はやく逃げて!」
そのとたん、2人の体が浮かび上がり過去へと戻っていった。
きっと、過去のジョニーが、2人を救ったのだろう。
過去に見た。
あの、恐ろしい戦争は、今。
現実となり。
あたしたちに襲い掛かっている。
あたしは、なんとしても、仲間を守りきる。
もう。
誰も死なせたり、・・・しない。




