7.初めての彼
キャーッ!!!
告白しちゃった。
なんであたし、あんなこと・・・。
恥ずかしすぎる!!
あたしのばかー!!!
涼side
「涼、好きだよ。」
えっ?
今なんつった?
す・き?
みるみる俺の顔が赤くなる。
もうだめだ。
俺。
うれしすぎてどうしていいのか、わかんねー。
「俺も好きだ。」
何言ってんだ俺ー!
「えっ?ほんと?」
ゆいも普通に答えてるし!!!
それからのことは、あまり覚えていない。
ただ、俺が失神しそうだった事と、俺たちが付き合うことになったということだ。
付き合うといっても、何をするってわけじゃないけどな。
でも今、俺はサイキョーに幸せだ。
まさか両思いで、ゆいがあんなこと言うなんて思ってもいなかった。
はぁ。
人間、見た目じゃ判断できませんなぁ。
と、人間を語っていた俺であった。
ゆいside
あぁ。
もう恥ずかしい!!!!
初めて告白したし・・・、涼と、付き合うことになった。
恥ずかしい!!
もう、キャーとしか、言えませんっ!!!
「りょ、涼。今日はもう、ここらへんで。」
「そ、そうだな。ここにテント張るか。てか、そんなオドオドするんよ。いつもどうりでな。いつもどうり。」
「うん。そうだね。むしろ、ここからまた仲良くなれるんだね。」
「そうだな。」
「じゃあ、もう寝るかぁ。おやすみ。」
「おやすみ。」
えっ?
ここで?
野宿?
まさかの野宿ですかぁ~!!!
まぁ、いっか。
ブー、ブー、ブー♪
あっ!
電話だぁ~。
ん?
まい?
どーしたんだろ?
「はい!ゆいでーす。まい?どうしたの?」
「あっ。ゆいぃ~?まいです。ちょっと声聞きたくなってさ。そっちで何かあった?」
まいになら・・・、言ってもいいよね。
恥ずかしいけど・・・。
「あのね。まい。報告があります。」
「ん?どうしたの?そんな改まっちゃって。」
「実わね・・・、涼と付き合うことになったの。」
「えっ!?まぢっ?いまあたし軽くパニック状態。」
「パニックなのはあたしのほうだよ。」
「えっ?どっちから?」
「・・・あたし。」
「えー。あたしびっくりしすぎて死んじゃいそうだよ!えー。まさか。あのゆいがっ。えー。」
「あたしも今、びっくりすぎて死んじゃいそう!」
それから明け方まで、あたしたちは恋の話で盛り上がった。
このときまでだった。
このときのあたしは、何も知らなかったんだ。
恐ろしい戦いが起きることも・・・。
涼との別れが刻一刻とせまっていることも・・・。




