5.戦いの前触れ
涼とペアーかぁ。
まぁ、イヤじゃないし、いっかな。
と考えていたそのとき・・・、
「ゆい、もう決まったよ。」
「えっ?なにが」
「俺らが銀塊の城いくぞ!」
えっ???
もう決まったの?
あたしまだ何も言ってないんですけど・・・。
「はーい!でわ行ってらっしゃーいっ!」
「ゆい、気をつけてよね。」
「わ、分かってる。」
「じゃあ、2人とも、この機械に座って。いまから転送するから。」
「ほら、何してんだよ、ゆい、行くぞ!」
早い!!
みんな早すぎっ!!
あー、もうつかれた。
あたしのペースが・・・〔涙〕
と、まあこんな感じで銀塊の城へ行くことになったのでした。
「おい、ゆい、起きろ!ついたぞ。」
「あれ?あたし寝てたっけ?てかついた!?」
「なんだよここ、」
「どうしたの?」
「銀塊の城って言うから、もうちょっと怖いのかと思ったのに、全然怖くないぜ。」
「あっ!ほんとだ~。ふつーの道路って感じだね。コンクリートだしっ!」
・・・、と思ったそのとき・・・。
赤い瞳のウサギがこちらをジイーっと見ていることに気が付いた。
「ゆい。お前もきづいたか?」
「うん。」
「戦おう。」
え?
いまなんて言った?
た・た・か・お・う?
「いくぞ。」
涼の手にはいつの間にか拳銃が握られていた。
一方のウサギはマシンガンを持っている。
戦うなんて、イヤ。
死んでしまう所なんて、見たくない。
「やめて。」
気が付いたら、あたしは涼の手を握っていた。




