第六事:「後の祭り」っていうことわざを作った人は偉い!
登場人物紹介更新しときます。
誤字報告、アドバイス、感想まってま〜す!
なにはともあれ俺たちは面接会場(?)の中に入ることにした。
…ちなみに俺の受験番号はNo4649のヨロシクナンバーで
亜衣のはNo4274でシニナヨナンバーだった。
不吉だな…。
カチャッ
ドアを開くと中には面接官らしき女の人と一人の背の低い少年がいた。
何を話しているのか気になったので耳を傾けると、
「だからぁ〜、ワイと遊ばぼって?」
面接官の人をナンパしていた。
今日は、碌なやつと会わんな…。
「え?え?あの〜?」
亜衣が声をかける
「ん?おぉ!美しい!ぜひワイとお付き合いを!」
ナンパ少年がいきなり亜衣に告白してきた!
「あっ!えっ!その…ごめんなさい小学生とはお付き合いできません…。」
亜衣の天然毒舌!ナンパ少年への効果はバツグンだ!
「ガーン」
って口で言ってるし!
そうしてる間に面接官らしき人が話しかけてきた。
「ねぇキミ?受験生よね?」
「はい、そうですけど…」
俺が答えると
「よかった〜そうじゃなかったらどうしようかと思ったよ」
他にどんな奴がくるんだよっ!
「ん〜?さっきの子とか」
「あぁ〜、って何でわかったんですか!?」
「だって顔に出てたよ。ある意味サト○レかもね〜」
「まじっすか?」
俺ってそんなにわかり易かったのか…
俺たちがそんな会話をしていると…
「ワイはこう見えても受験生やでぇ〜」
「「…本当に?」」「…マジで?」
俺と亜衣と面接官の人がハモった。
「あぁホンマや…」
俺たちがハモったことによって、よけいヘコんだようだ。
しかし、少年の身長はかなり小さく間違えるのも無理はない。
「ご、ごほんっ。では、面接試験を始めます」
「っと、あのちょっといいですか?」
俺は間違えたことを伝えようと思い、言った。
「はい、なんですか?」
「あの、俺、間違えちゃったみたいで…」
「…どういうこと?」
俺はこれまでのいきさつを話した。
…するとドアのところから。
「その話詳しく教えてくれない?」
と、いう声が聞こえてきた。
「あの、あなたは…?」
「あぁ、安心して。ここの面接官のひとりよ」
「そうですかじゃあ…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
詳しいことを話し終えると
「ふ〜ん、なるほどねぇじゃああのパチンコ玉を使ったのはあなたなのね?」
なにかいや〜な予感がしてきた。
「…はい」
「じゃあ、あそこに置いてあった私がすご〜く苦労してとって後で交換しに行こうと楽しみにしていたパチンコ玉を使ったのはほんっと〜にあなたなのね?(怒」
その場で交換しろよ…
「……はい」
「じゃあどうしてくれるのかなぁ?」
「はいぃ!すぃませんでしたぁ(泣」
「…そんなことで許されると思ってるのか小僧?」
コワイヨー
ガタガタガタ
「私が!!!」
ベキッ!!
「どんだけ!!!!」
メキメキメキ
「苦労したと!!!!!」
ゴキン!!!!
「おもっとるんじゃあぁぁぁぁ!!!ヴォケがぁぁぁ!!!!!!!!」
ドゴッ!!!!
え〜っと今の音は怒りのあまり鬼神と化してしまった面接官2(仮)が
殴って
絞め技かけて
それで俺の肩が脱臼して
その後、殴られた俺が壁にめり込んだ音です(泣
どんな力してんだよ!
…それでも意識を失わない、もとい失えない俺って…(大泣
つづく!
次事で第壱部〜受験編〜は終了で〜す!
次の更新は十五日の夜です。