第拾事:毒女もとい毒妹
かなり更新が遅れてしまいました。
まことに申し訳ございません。
言い訳がましいですが風邪をこじらせてしまって遅れました。
ホンットーーーーにすいませんこれからもHAPPENING!よろしくお願いします。
カチャカチャ
…ガチャッ
扉が開く
その中からは案の定見慣れたマイシスターが現れた。
「…ただいまかな?マイシスター?」
「…お帰りなさいかな?愚兄?」
…あぁそうだったこいつはこういう奴だったな
こいつが俺のマイシスターこと楼だ。
いつからかこういう毒舌ばかり吐くようになった。
…いやなってしまった、だな…
「俺はいくら血がつながってないとはいえ兄にそんなことを言う妹に育てた覚えはない」
「あぁ、私はお前に育てられた覚えはないぞ、愚兄」
「…愚兄いうな楼」
「事実なのだからしょうがないだろう?ヘタレ愚兄」
「ヘタレいうな…ついでに愚兄も」
「ふむ、じゃぁ変態翔」
「いやまて、何故呼び捨て?何故変態?」
「愚兄と言うなとお前がいったんだろう?変態は事実だからだ」
「呼び捨てはともかく変態は納得いかん!」
「お前の部屋の二番目の引き出しの二重底の中…」
「何で知ってっ…すいませんでした」
あの…ほっほら、俺も健全な十五歳ってことで
その…隠してるものもあるわけで…
「ん?聞こえんぞ?ほらもっと大きい声で」
「すいませんでした」
「もっとだ」
「あぁもう!…すいませんでしたぁ!!!」
「よろしい」
こ、こんにゃろう!
人の机の中を勝手に見やがって!
「いや?たまたまお前が見ている所をみかけてな…」
「覗き見してんじゃネェ!しかも何でわかった!?」
「声に出てたぞ変態翔」
「変態翔いうな!」
「なら愚兄に戻すが?」
「…もうそれでいい」
認めてしまった…
これからどうなることやら…
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場所は変わってこの家のリビング
俺はこの料理を前にして脂汗をかいていた…
そう、お約束どうりマイシスターは料理が壊滅的に下手なのだ…
…いや、もうコレは料理ではない毒物だ。
「で?楼、コレは何だ?」
「ん?カレーライスだ。」
「今すぐ全世界のカレーに謝れ」
「なぜだ?立派なカレーではないか」
「いや。俺は認めんぞ…少なくとも俺は食わん!」
「こんなに美味しそうな色でわないか」
「紫色がそうだというならいますぐ精神科行って来い」
「湯気も立ち上ってるぞ?」
「それは瘴気だ」
「匂いもいいではないか?」
「まるでありとあらゆる腐敗物を混ぜたような臭いだ」
「どうしても食わんのか?」
「絶対に食わん!」
「むぅ…ならば仕方ない」
そういうと楼は指を鳴らした
パチッ
…ガシャ
「……これはどういうことだ?楼よ?」
この忌々しいハイテクハウスには拘束機能までついているようだ。
「こうなったら嫌でも食わすだけだ」
死の宣告をすると楼はまるで悪魔も裸足で逃げ出しそうな笑みを作った
ニヤリ
口が無理やりこじ開けられる。
パクッ…
「グハッ…」
体が麻痺していくのがわかった。
意識が暗転していく………
もう駄目だ…
つづく!
今回は第拾事でした。
いかがだったでしょうか紹介も更新する予定なので見てやってください。
それから、今回は第十話目ですので次事は番外編を書こうかと思います。