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12 狼になりたい


<12 狼になりたい>


「おはようございます」


・・・・・?あれ?


「仲がよろしいですわ」


・・あ〜・・、会長の声ですが、なんか真っ暗・・?

なんだ、布?布団?そうか、掛け布団をめくって・・


「・・あ、・・・おはようございます。」


「良く眠れたようで、なによりです」

「はあ・・・、でも首を少し寝違えたようで。あまり動かせない・・の・・?」


・・・・?ここどこだ?・・・・電灯、たんす・・・、自分の部屋じゃない・・・?

ええ〜・・・・・

・・・・・


「ああっ!ウッ!!っツツ、イタタ・・!!」

「あら、急に動いたら寝違えひどくなってしまいますよ」


「か・・・会長!どうしてここに!・・・え、ではなく、なぜ僕はここで寝て・・・」


・・・・・・ああ。

少しずつですが、昨夜の狂宴思い出してきました。


「そのお顔、ややほうけてますが、皆さんをお起こしいただけます?」


「は、はい!・・・・ん?動けないけど・・・??な、な!!!」


右と左に柔らかい物体・・・・。春香と夏美・・・・・。


「え、ええ〜!!僕は・・・、一緒に寝てた???」

「それはもう抱きあって。ほんと、仲がよろしくて」


・・・・会長・・・・。目が・・・コワイです。

手に朝日が反射するもの持ってますね。包丁持ってますね。

・・・・・


「あの、ぼく・・・、その記憶があまり・・・、ほんとにずっと深く寝ていたかと」

「まあ、寝ていてあんな・・・・・・・をされてたのですか?」

「あんな・・・??え?」

「それはもう、大きな声をお出しになって・・・」


俺は、いったい何をしていたのか?????記憶を無くすととんでもないことを

してしまうのだろうか・・・・。


「え・・・あ・・・あの」

「私、眠れませんでした。あのような・・・、その・・・、声が。耳から放れなくて」

「・・・僕、とんでもないことを・・・。春香さんや夏美さんに・・・」

「お起きになられたら、すぐに謝ったほうがよろしいわ」

「ほんとに!なんておわびしたら・・・」

「これからは気をつけますでよろしいのでは?」

「・・・・これから?」

「ええ、静かにねるようにしますと」

「・・・・それって・・・」

「いびきがうるさくて、みなさん寝苦しそうでした」


・・・・気をつけます。でも自分では何も出来ないです。もう、帰っていいでしょうか・・・。


「では、お願いいたし・・・」

「ああ、おはようごさいます。お兄さま」

「良く眠れまして?お兄さま」


「起きた。。。。。え〜・・?お兄さま?」


「「はい!」」


「何で?」


「今日の」

「気分です」


「・・・・・ですか。。。あの・・・・手、放していただけますか?」


「「なぜ?」」


「あ〜、そろそろ起きてトイレに行こうかな。。と」


「「まあ!」」

「それは気付きませんでした」

「私がお連れいたします」


「いや、いいから。それにその・・・、スク水で腕かかえこまないでください」


「「なぜ?」」


「いえ・・・、あの、トイレに・・」


「「まあ!」」

「きっとあれよ!あれだわ夏美」

「そうですわ!朝だからですわ、春香」


「・・・・・・」



「あら、まあ〜、そんな・・・、恥ずかしいわ・・」


「会長、布団に入らないでください」


「「あ、おはようございます、お母様」」


「・・・・・・」


「「今日の気分です」」



・・・会長、手を・・・その包丁を上げないでください。


「「・・・おはようございます。お姉さま」」


「まあ、お二人ともお起きになられたのですね。おはよう」




「では、そろそろ手を放して・・・」


「「なぜ?」」


・・・・・・






3人顔を洗って台所です。


「瑞樹ちゃ〜ん!おっはよ〜!!」

「あ、蘭さん、おはようございます!早いですね。」

「お〜!お腹減ったから目が覚めた!」


・・・・野人


「何?」

「いえ」


「春!夏!おはよ〜!」

「「蘭さんおはようございます!」」


「あれ、この食事は・・・、もしかして鈴会長が?」


「そうだよ〜!リンの心のこもったお味噌汁だぞ〜!」


「「「おお〜!!」」」


さっそく!「「「いただきます〜!!」」」







「「「ごちそうさまでした〜!!!」」」


「ふぃ〜、美味しかったです〜!」

「私もです〜!」

「僕も!朝からタップリいただきました〜!」


「おそまつさま」


ほんと、なんて完璧な会長なのでしょう。

容姿端麗、学業優秀、良妻賢母・・・はまだですが、間違いなくマル決です!

ちょっと性格が・・・アレですが・・。


・・・・あ〜、まだ包丁持ってたのですか。テーブルに隠れててきづきませんでした。

はい!まったくもって容姿端麗・学業優秀・歩く姿は百合の花であります!!

マル決です!!!





「今日は日曜日ですね。どういたします?」

「そうだな〜・・・、あたしは競技会も終わったし、昨日はタップリ遊んだし。

ちょっと勉強しとくかな。」

「ああ、そういえばもうすぐテストですね。僕も不安なので帰って勉強します」

「「私も!」」


「では、ここで一緒にすることにしましょう。いろいろと教えてあげられますわ」

「え、良いのですか!?」

「そうか〜!そりゃいいかもな〜!あたしもリンの真似したほうが点取れるし!」

「「嬉しいです!」」


「はい!決まり!」


「では、さっそく!・・・の前に。春・夏さん、着替えてください」


「え〜、楽なのに・・・」

「家の中だからいいでしょ〜」


「僕が良くないです。・・・気がちります」


「では、蘭さは・・」

「よろしいのでしょうか?」


「・・?なんででしょう?」


「「ノーブラ、ノーパンです」」


「・・・・・・着けてください。お願いいたします。」




・・・・気付きませんでした・・・・。

トイレいってもいいですか・・・。











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