11 酔拳
<11 酔拳>
「ちょっと聞いて〜!ママったらひっどいのよ〜!!。わたしがぁ〜、遅くなりそうって電話したらぁ〜、
帰るな!なんて〜!・・・。こ〜んな美味しそうな美女に一晩中夜遊びさせようってのかしら〜。
ほんと、なに考えて〜んのかしら!・・・・ねえ、ちゃんと聞いてる!?」
「・・・ええ、聞いてます!しっかり聞いてますよ〜!!」
リミッター解除です。外れました。
今の・・・・会長です。信じられますか!?
「帰ったらドタバタうるさくて寝れないだって〜!こ〜んなに静かな淑女だってぇのに・・ゲフっ!。。!。きゃ〜っ、だめ〜!!、聞いちゃダメよ〜〜!!ゲップなんてしてないから」
・・・・だれっすか!あなたは!?
「は〜や〜く〜、かえってこいよ〜!。おれはさっきからフルスロットルだぜ〜!!
きゃ〜〜〜!!、一度言ってみたかったの〜〜〜〜!!」
・・・・・・蘭さん・・・・・。・・・・とりあえずアグラやめましょう。モロ見えです。
「何、みえちゃめいわくだっつうのかぁ〜!?おら〜!おらおら〜!!
プール行くから毛の手入れは完璧だ〜〜〜〜!!!」
有る方々の場合、このスチは願ったりな夢のような状況だと思われ、自分もそう感じなくも
ないのですが・・・・・。ちょっとこの急展開とかについていけません。
女性不信になるかも・・・。あ、すでに元々そうでしたが・・・。
はあ・・・。
始まりは3時間前でした。
「今日のプールは久々なのもあって疲れた〜!」
「そうね、いろいろと有ったことも」
「「はい!」」
「ねえ、ちょっとくつろごうよ〜!。ダベろうよ〜!」
「まあ、蘭さんったら。少し人恋しいのね」
「まあね〜!カミングアウトみたいでちょっと恥ずかしいかったから。心が支えを欲しがってるの〜」
「それは私の方だわ。すっかり年ばれちゃったじゃない」
「え〜、清純派なあたしのイメージダウンの方がダメージ大きいよ〜!」
「わたしは今日からオバサンなのよ」
・・・・清純派にオバサンって・・・・。
なんか半分ヤケになってませんでしょうか?お二人とも・・・。
「じゃあ、決定〜!。あんたたちも来るのよ!」
「「もちろんです」」
「・・・・・・・」
「返事!」
「はい!」
それでは!調達〜!!!・・・っとコンビニへ。
店員さん
「あの・・・、未成年の飲酒は・・・、法令で禁止さ・・」
女性客
「なにかしら?」
店員さん
「・・・・ピッ!・・・・・・・三千三百円になります。・・・」
女性客
「そう」
会長。あきらかに・・・・不信です。
会長は良いですよ、会長は。見た感じもう・・
「何かしら?」
・・・・美しすぎる大人の女性です。
「恥ずかしいわ」
・・・・・
でも、会長の後で落ち尽きなくしていた面々は・・・・
間違いなく未成年であります!そうにしか見えませんでした!!(キッパリ!)
「「「おつかれ〜!!」」」
「おつかれさまでした・・・・」
んごくんごくんごく・・・・
「ぷっはぁぁ〜!!!うめ〜〜〜!!」
「美味しいわ」
「「身体にしみわたります〜!」」
「・・・・苦いです」
自分は・・・・自信がなかったですので・・・・・ノンアルコールです。
そのように女の子のオシャベリ会は開幕いたしました。
で、2時間後が冒頭の状況です。
皆さん。はっきり言いまして・・・・弱いです!
「さ〜って、本題に入ろうか。・・・今日はと〜っても恥ずかしかったです〜!きゃ〜〜!!!」(リン←たぶん解らないので名前入れます)
「ほんと〜、ちょ〜っと惚れやすいだけなのに・・・、まるでアチコチ食べまくっているみたいに言われた〜〜〜!」(ラン)
「だれによ〜・・。ひどいわね〜」(リン)
「犯人は・・・・・、おまえだー!!!!ダー!!!!」(ラン)
「イタタタ!跳び蹴りしないでください〜!そして僕ではないですよ〜!」
「なにお!あたしのパンツを覗いておいて、まだ言い逃れするのか!!」(ラン)
バキッ!
「グゲッ!・・・見せたんじゃないですか!」
「なぜ!なぜ私のではいけないのかしら。ここにこうしてちゃんと履いているのに」(リン)
「か・・・、会長まで!ちょっとストップ!ストップです〜!」
「だれが会長ですか!私には「花柄ブラ・じゅうはち朗」とゆう名前があるのです。もうじき「じゅうく朗」だがな。ハ〜ハッハッハ」(リン)
「なんですか?それ?花柄ブラって・・・て、ああああ、ランさん!ブラ外さないでください〜!!」
「安心せい!みねうちじゃ」(ラン)
グビッ!(ラン飲む)
「なによ!ランのブラばかり見て!ちょ〜〜っと大きいからっていい気になりおってぇ・・」(リン)
グビビッ(リン飲む)
ああ、ああああ。なぜ僕はここにいるのだろう!?
今更ですが、タイトルですが、言います!言わせてください〜!
「ブラなどで、ひとの大きさをはかることなど出来ぬわ!ヒヨッコガ!」
「そうじゃ。チチの大きさは解る!されど、鍛練された魔の力こそ、すべてをあらわにするのじゃ!」
・・・ああ、春・夏・・・・、おまえたちも居たのか。静かだったから帰ったのかと思ってたが・・・。
ダメだ、完全に目がすわっている。いつもの1割ほどだぞ。
・・・なんか・・・・怖いぞ・・・。
「そうじゃ!」
「ならば・・・」
「「われらもあらわになろうぞ!」」
「・・・、脱ぐなーーーー!!!・・・って、水着かよ・・・・。ゲッ!スク水!」
「愚か者め!」
「まだまだだな」
「・・・はい、まだまだ修業がたりません。」
「さ〜って、本題に入ろうかぁ」(ラン)
「あ〜!それ、さっき私が言った〜!」(リン)
「瑞樹よ!おぬしの恥ずかしい話がまだだったの。」(ラン)
「言った言った言ったの〜!!」(リン)
「ええい!うるさいわぃ!何度もイクイク言うでない!」(ラン)
・・・違います。言う言うです・・・。
で、恥ずかしい話って・・・、強制なのですか!?
「あたりまえじゃ!」
「でも・・・、僕は何も有りませんので・・。先にこちらのお二方から・・とか」
「馬鹿者〜!!こちらにおわすお方をどなたと心得る。泣く子も黙るスク水姫じゃ!
すでに恥ずかしいではないか〜!」(ラン)
え、その展開有りですか!恥ずかしいかもしれませんが、それって今恥ずかしい格好なんですよね〜。
「有りだわ。今からモずラを歌うから、さらに恥ずかしいわ」(リン)
「「もずら〜っや、もずら〜。どぅんがん、かさくやぁん。いんどんむう。
るすとんうり〜どあ、はんぱ、はんぱむやぁん・・・・・・・」」
歌ってるよ。こいつらほんとに魔道士なのか?何歳だ!?
しかし・・・歌詞の意味わかんね〜!・・・ほっとこう。
「さあ、楽になりなさい」(リン)
「おかあさんを安心させてやるんだ」(ラン)
この状況を聞いたら泣きますよ!ぜったい。
「恋バナだそ!こ、い、ば、な!」(ラン)
「そうよ、濃い話よ」(リン)
あ、ベタなスベリ、感謝です。
「初恋はどんなだったのだ!」(ラン)
「そうよ、むらしたら構造よ」(・・・・・スルー桶?)
「う・・・・、初恋ですか・・・・・。よく解らないのですが。」
「ほぉほぉ!」
「会長、なんか嬉しそうですね?酔い醒めましたか?」
「さ、続きじゃ!」
「・・まだ酔ってますね。いいですけど。
たぶんあのことかと思うのですが・・」
「ほぉほぉ!」
「・・・。小学校5年生だったかと」
「・・・ひいふうみい?五年生?・・・じゃあ私は中二じゃない!」(リン)
「知りません!そんなこと!」
「同じクラスですごく明るい女の子がいたんです。なんか好きになっちゃって・・・。
で、ラブレター初めて書いたんです。」
「お〜〜!初レター!!キタ〜!!!」(ラン)
「・・・どうだったの?」(リン)
「それが・・・、結果的にはまあフラれたのだと思います。」
「あ〜〜、残念〜」(ラン)
「あら〜、まあ〜!」(リン)
「なんか・・・、嬉しそうですね?」
「気にしないでね!蜜の味とかではなくてよ」(リン)
「そうそう!気にスンナ!思いますってなんだ?」(ラン)
「それが・・・、僕に返事を言ってくる前に・・・、クラス中に手紙見せ回って・・・何言ってんのアンタ状態でしたので。
それで・・・、それ以来ちょっと女の子が苦手になりまして・・・」
「あ、あ〜・・・・・・・・。ゴメン!」
「は?蘭さんに出してませんが?」
「いや・・・・、ちょっと・・・・、同じようなことしたこと有るカモで」
「・・・・・」
あんた鬼か!
「ゴメン!ほんとにゴメン!!。ガキだったんだよ、傷つくことに思いがいかなかった」
「いえ、僕が直接蘭さんからうけたわけで無いので。それに、今の蘭さんは全然違うし」
「それが初恋なのかしら?」
「う〜ん、良く解らないんです。」
「ちなみに、なんて名前だった?その子」
「たしか、きな子ちゃん」
「よし、スルーだ。端役だ。その他大勢だ」
「次よ。その後は女の子がダメなのよね。では、もっと小さな頃とか」
「なんか、鼻息荒いですが・・・。次・・、そうですね〜・・・。幼稚園の時に好きだった子がいたような・・?」
「そんなのよっく覚えてるね〜!」
「ええ、その子にパンツ下ろされて象の耳書かれましたので・・・・」
「・・・・・あ〜。。。。そうなの」
「・・・・・・・・・あ〜・・・ゴメン!」
「・・・・・・?またかい!!!」
「いや、ほら、幼かったから・・・」
あんた、ほんとに悪魔だ!
「で、名前は?」
「ええと・・・、貞子」
「・・・いいぞ!端役その2だ」
「次は?・・・無いの?」
「それだけ〜???つまらない〜〜〜!」
「しかたないでしょう!!モテないんですから!電車好きの男の子と話が通じますか!」
「「なるほど」」
「おい!そこの二人!急に加わって納得しない!!」
「あ、そういえば近くに住んでた女の子に、電車を見につれていってもらってました!」
「なんだ、良い関係の子がいるじゃないか!」
「え、だって初恋・・・てか、あこがれてたみたいで。よく解りませんけど。金魚のフンみたいに
ついて回ってました。突然引っ越しちゃって、母ちゃんもよく解らないっていってたし。」
「名前!」
「・・・はあ、ムツねえです」
「・・・ビミョーだな」
「なるほどね〜。まあだいたいそんな所か〜!瑞樹の戦歴は!」
「戦歴って・・・、結局ふられっぱなしで」
「で、今もって女が苦手ってか?」
「だいぶこの短期間で苦手は解消されつつありますが、別のなにかが・・・」
「何か?」
「・・・・ええ・・と、・・・恐怖・・とか、本性・・・・とか?」
「・・・お〜?何か〜・・?、それはあたしたちの話しなのか?」
「・・・・・・いえ」
「だよな〜!こんなに可愛がっているんだからな〜!」
「・・・・・その可愛がるってのが・・」
「なんだろ〜、そのつぶやき。じゃあ、いろいろと女をおしえてあげるかぁ〜?
柔らかいぞ〜!きもちいいぞ〜!!たべちゃうぞぉ〜!!!」
「・・・・・」
「「お願い!卵を返して!」」
「!!!、びびった〜〜〜!!!!、お願いです〜!!!突然両耳にささやかないでください〜〜〜!!!春・夏・さん〜!」
今日は・・・・、かえれそうにありません・・・。
会長?・・・・なんか寝ちゃっている?
薄目開けて・・・・・