Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #70
セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #70
薬剤室内を探す 空くガラス扉 ホルマリンの瓶 小さいサイズ 取れる それと…空のビーカー これもだ そうか こんなとこにも攻略のヒント
失態だ 同時にそれによって攻略の手口を見つけるという快感 眩暈に似た愉悦 思い通りに操られているような焦燥 自分がどれだけ視野狭窄に陥っていたのか
これらを使う ホールへ出てどうする? という感覚が襲う 同時にサルどもを…ジュディの敵を討つ そんな出てきた間違いの感情
死んでねえし
「なんだよ? いきなり家捜ししたかと思ったら物思いにふけりやがって…その瓶になんか思い入れでもあんのか?」
ねえよ 空の小瓶に思い入れのあるやつなんているのかよ 空いているそこの境界にならあるがな
「この瓶を投げてサルを呼び寄せる。そうしたら、そのドアのところから殴れ。外へは出るな。それで一匹倒せ。そのあとは…まあ任せる」
「なんだよそれ? そんな卑怯なマネ、できるかよ。そんなんで勝ってもなんの達成感もねえじゃねえか。嬉しくとも何ともねえよ」
ハクスラ脳が何をいう
「相手を…氷属性で固めて殴る、とでも思えばいい」
伯楽だったか仲達だったか 6か7かそのへんでやってただろうが
「これはゲームだ。フレームに支配されている。どんなに頑張ったところで、フレーム病は人間には認識できない。なら、それを無理に止めてでも、優位になるしかない」
ラクな手がある ならそれに越したことはない もちろん、チートでもない限り、オレもそれをやる
「ラクに勝てるのならそれは使うべきだ」
サルをここに出した場合の抜け出る手があった 失態 でも取り戻せる
ラクにかどうかは分からないが
「うーん」
腕を組んで キムは唸る 顔を上へと向けて 悩む そんなか?
「なら…これはお前に託す。ここに瓶を置いておく。試したくなったら試せ。やりたくなかったらやらないでいい。お前が決めろ、あらゆる決定はお前に委ねられている」
「お前はどうするんだよ? やっていかねえのか?」
ヤルヤル うるさい奴だ
「武器がねえ。オレはここでは足手まといだ。ほかを探しておく。ここ以外に抜けれる手があるのなら、それに越したことはない。手段はいくつもあった方がいい」
「そうか…まあ、なんとかやってみる」
腕を組んで扉の向こうを見やる
問題は…これで瓶がもう戻らないということ ほかになにか 探してこないといけなくなったな




