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Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ  作者: 桜葱詩生


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64/80

Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #62


セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #62



「サル…そんなモンスターも出るんだな」



「エレベーターの中にな、開けると出てくる。この階で出してしまって…向こうへ行けなくなった」


行ったんだが戻ってきてしまった、が正解だが


「マヌケな上にバカと来たか…それに力もなにもねーただのカス、クリアとか…嘘だろう? てめえ」


喧嘩腰…どうしても上でいたいらしい ゲーム内で上下関係とか無意味なんだがな


「それが今なんの関係がある?」


「知ってたんならサルなんか出さねえだろうが」


「ああ…それは他のプレイヤーがだ。お前以外にもプレイヤーがいる。それも…複数な」


たぶんだが、間違いないだろう


「は? そんなはずないだろう? オレは知らねーよ、そんなの…見てもねーのを信じるかよ」


「オレがいるだろう。それ以上の証明がいるか?」


「いや…お前がプレイヤーだってなんでわかる?」


「食って掛かるな、オレは自分がプレイヤーだと思っている。お前もだろう? そんなこと水掛け論だ。どちらも証明できないならどちらも真実だ」


大抵の正義ってやつは両方に備わっている ただ、反対側から見たら相手が悪に見えるだけだ


「いやだからって……」


「お前はオレがNPCに見えるか? オレにはお前がそうだと思えない」


「いや…だがな……」


なぜだかものすごくショックを受けている 大抵の人間は自分以外に主人公がいるという事実には耐えられない


そっちが主人公(本命)かも知れないからだ


「心当たりがあるようだな」


そういうとキムは腕を組んで悩み始めた どんなゲームでも途中での思考放棄は死に値する


無双脳(ハクスラ脳)なのに悩むな。お前は突き進めばいいだけだ」


「ああ? なんだと?」


「そのためのレベルアップだろう? それはお前しか持っていない」いまのところな「ならそれはお前が選ばれた奴だ、という証拠だ。どこに悩む必要がある」


そう聞くとキムは、ニヤニヤ 笑いはじめた 本当に扱いやすい奴だ


「見ての通り…今のオレには武器がない。トイレにモップがあるはずだからそれを取ろうとして…そしたらお前が出てきてくれたってわけだ。これで武器が手に入る。まあ…弱っちいがな、ないよりはましだ」


「そいつは?」


燭台を指差す


「壊れてる。武器には適さない」


「そうか」


腕を組み顎をさする 自信がある男性がよくやる体表現だ


「サルをぶっ倒せば先へ…西棟へ行けるんだな?」


「ああ、このゲームの最初の方の試練の一つだ。ただ西には行けない。扉が開かないようになっている。エレベーターだな」


出さなければ素通りできたが


「エレベーターって最初から動いたんだな。わからなかったぜ」


? まあそうか…あれに引っかからない奴もいる 特にホラーゲームをやってないような奴はスルーする(気がつかない)


「ならおれがサルどもを叩きのめしてやるぜ。倒してないしな…これでレベルアップだ」


そう厚い胸板を誇りながらキムはギラギラした目でいった


「ああ、頼む。それで先へと行ける。道が開ける」


こんなとこでグダグダ、言い争っているよりはるかにいい お前ならそうすると思っていた


決して、そうなるように誘導したわけではない



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