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Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ  作者: 桜葱詩生


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55/60

Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #53


セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #53



「手術室の隠れ場所はわかるな?」


「あったの? そんなの」


「ある、灯りを点けると画角的に手術台の後ろに棚があるのがわかる、見える。その下の棚が開く。そこでしゃがめ、自分も見えなくなるが、その状態で扉を操作できる。ただし、明かりは点けっぱなしにするな。医師がきて、見つかる」


これが難しいんだがな


マップを見るとよくわかるが…人形部屋からの落下は空間が歪んでる 本来の下は処置室だ それなのにその横、廊下を隔てた手術室へと落ちる そんなワープはこの後、いくつも出てくる


「音がしても絶対に出るな。声がしても怖がるな。怖くても…泣くな」特にあそこはASMRで…「声は聞こえるのか?」


「声?」


Dead(死ね)、と」


「ああ、あのヒントね。東棟にはいってないからわかんないけど…聞こえるんじゃない? うめき声とか遠くの叫び声とか、聞こえるもの」


そうか…


「トイレに行きたくなってもとにかく辛抱しろ」女性は無理かもしれないが「我慢できなくなったら…タイミングを見計らって洗浄場でしろ」


お前に人間としての生理的欲求があったのならな


「だからってそんな目で見るな」


いろいろ、確認することがあるんだ、こっちは……


「やるなやるなで面白くない」


まあ確かにな


「医師には見つかるな、あれに見つかるぐらいなら、我慢していた方がはるかにいい」


あいつはメスを持っている 男で執念深い 角で捲いても跡をついてくる ワンダリング(徘徊)で出ないだけマシなだけだ 正直、ストーカーだ 面白くともなんともない


白衣の下がすっぽんぽん なら笑えるんだがな


手術室はその前の準備室ともに鍵がかからない 医師は鍵のないドアなら開ける ナースと同じ


さっきの医師が置いて行ったカルテからボールペンを取る


足元にあるやや大き目のホルマリン用の瓶 持つ 持てる ならアイテムだ


「蝋燭はお前が持ってろ、ただし、使うな。燭台はオレが預かる。これで転ばなくて済む、少しは…足し(あし)になる」


燭台は直るが壊れやすい リーチがあるが威力がない これは最後だ


「杖はトイレにあるわ。二階の女子トイレ。他のとこにも。用具入れにモップがある。武器にもできるけど、あまり強くない」


? 「トイレは開かなかったはずだが?」


鍵が壊れて空回りするだけだ


「どこだったか…確か1階の受付かどっかにいくと表面になってどこも入れるの。その時…持ち出して確保しておく。蝕台と同じ」


「そうか…」


本当に同じゲームをしているのか、確かめないといけないな


「あと…アルファマールってこっちじゃ男性軽視蔑視って騒ぎ立てる奴がいるから気を付けて。下手すると…攻撃される、撃たれる、人格否定よ」


「マジか」


なんだってそんな世界になってしまったんだろうな


「自分がいっても構わないけど、相手からいわれるのはダメ、ぶっ潰す。そんな奴らばっかりよ」


特に赤くなってからはな「それはどっちも一緒だ。じゃあはじめるぞ、ちょうど耳ザルが来ることを祈れ…お前が祈ったのならたぶんうまくいく」


「そんなの…」


「そういうものだ」


大抵のヒロインの祈りというのはそういう風にできている ただ…このそばかすがヒロインかどうかはわからない


唯一の生きている女性、という意味からしたらヒロインの資格は十分にある



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