Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #48
セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #48
「無理」
「? なんでだ? この後のことを考えると……」
「無理! もう無理なの! わたしはもう死ねないの! 無理なの! ムリムリムリ、もう…無理、怖くてだめなの。もう動きたくない、もうやだ、なんでわたしが…わたしだけが、わたしなの? なんで、なんで…」
そういってジュディはまた胎児のように丸まった そんな大きな声を出したら…そう警戒したが大丈夫なようだ 一度食われ慣れてるのに…なぜそんなに怖がるのか いや、普通は嫌か
「何が無理なのか、話してくれないとわからない。何もいわないでもわかって、ってのは女のエゴだ。そんなもの…家庭以外通用しない」
実際には家庭でも無理なところがある 苦労する奴がたくさんいる 疲弊する奴も
「とにかく話せ、ただし、時間はない。手短に」
「…………、あと一回で死ぬ、終わり」
「? 死ぬことはない、戻るだ…? なぜそれがわかる?」
嫌な予感 オレにあって、ジュディにないとはいえない もの 限らないもの
「目の端に数字がある」
体全体が堪え切れない、といった感じに震え出した
「いくつだ」
オレと同じなのか、それとも違うのか
「……、002、その隣に003てある。気づいたら002が赤く点滅してて…あ、これ、次死んだら終わるってやつだって思った。次…やだ、死にたくない、もっと生きてたい、もっと…やりたいことあった。もっと……」
「ここに来ている時点で死んでるかもしれないのだがな」
とはいえなかった それはオレだけでいい
「ならお前のことはクレイマンと呼んでやろう。光栄に思え」
「なにそれ?」
「そうか、海外でも翻訳されてるはずだ、まあ…本編では喰われてるけどな」
どっちも一緒だ 喰われて終わる
「それで本当に終わるかどうかはなってみないとわからない。そんなことで…」
「終わるわよ、絶対、確信があるもの」
「そうか…」
こういった女性の感は当にはならない だが、笑い飛ばしていいものでもない そんなことをするといままでのが台無しになる
話しを切り替えないといけない 時間もない どうしたらいい…何でもないと思わせないといけない
「燭台と蝋燭を手に入れるとカウントはリセットされる。だから燭台は壊れても直る」
「!」
やっとこっちを向いたか…まあ、それがプレイヤーに当てはまるかどうかはやってみないとわからないが
「燭台は手に入れたものにしか効果はない。だからお前が取りに行くしかない。あと…もし戻れたのなら日本に呼んでやる。どこに行きたい? タイミングが合えば…祭典にも行けるぞ」
お前の趣味は変わっているが、興味はあるだろう ニンジンは手に入ると思っている間は効果がある それがモチベーションだ
「ほんとうでしょうね?」
さあ? 女の感が当にならないのと同じに、男の口約束もアテにはならないがな




