Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #44
セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #44
「それより、頼みがある」
「いやよ」
「まだ何も話してない」
「聞いても碌な話しじゃないわ」
………確かにそうだな
「西棟、一番奥の子供部屋まで行った」
「え? もうそんなとこ? ああ…それで包帯が取れたのね、ほんっと、酷いツラだわ、二度と見たくない」
「そうか」
大抵のこういった男性主人公はそこそこに作られている 期待する方が悪い…ああ、レオンだけは別格 比べないでくれ
「そこで人形に集られて死んだ。もう一度あそこへいきたい。手を貸してくれ」
「嫌だ。あそこは後味が…ナースヘッドは? どうしたの? もしかして倒せたの?」
斃せた? 「一時的に。無効化してある。復活したらもうそこへはいけなくなる。その前に何とかしたい」
「いやよ、勝手にいって勝手に死んでよ…集られた? ああ、人形を持たなかったのね。なら当然だわ」
「人形?」
確かにあったが……
「w-201に頭、w-203の子供のとこに腕が落ちてる。それを人形に合成して、外に出て……」
「まてマテ待て、ネタバレは困る。攻略の楽しみがなくなる」
「はあ? あんたってバカなの? 知らないとずっと同じことを繰り返すだけよ?」
「繰り返す?」
どういうことだ?
「頭と手をつけると、その先の鍵が開いて奥のエレベーターホールに入れるようになる。エレベーターの中に足が落ちているのよ。でもそれを取ると、永遠に戻れなくなる。エレベーターはどこ押しても2階に止まって、扉は常にホールへと続いている。閉じ込められるの。リセットしてもダメ…リセットだとアイテムがもって来れないから。足を手に入れたら、3で手に入れたガラスを使うの…滑稽だわ。それまでなんの選択肢も出ないのに、そこだけ、使う、とか出るのよ、なんにだろう? って思って、使う、と自分で自分の首を切るの…こう…酷い感じにね。そんな風になるなんて思ってもいないからみんな、そこでヘタって止めるのよ、わかった? じゃね」
そこまで一気に巻く立てると扉を閉じようと悪戦苦闘をし始める 確かにこのゲームらしい 病めるとか…良い言葉だ
無理矢理 開ける
「ちょっと、なにするのよ」
「それだと看護婦長が復活しないか?」
「するわね、でもナースヘッドの復活は遅いから」
遅い? そんなはずは…まあいい
「その攻略はよくわかった。そうでなくて手伝ってくれ」
「はあ? い・や。絶対もうここから…ヒッ」
そういってジュディは目を剥いて息を止めた
「グシュワワワワアアアアァァァァァアッ」
ああ、長く話しすぎたようだ ロックの音も何もなく
隣人がそこに現れた




