Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #16
セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #16
「クリア…してるの?」
「当然だ」
それぐらいできなくてどうする このゲームは意外と簡単だ 途中の謎解きがメンドクサイだけだ 「それよりも聞いておきたいことがある」
「? なにを?」
訝る
「おまえの格好はどう見てもこことは似つかわしくない おまえはどこから始まった? 元の自分と同じか? それとも違う外見か? 違うところから始まったか?」
押し黙る 自分が着ている服を見て
「たぶん…元の自分と一緒 どう見える?」
どう?
「眼鏡 キャラオタ ブラウンの天パー……」
「天パー?」
ああそうか
「天然パーマ 当てていないのに髪が巻いている そういう意味だ」
「当たってる」
「そばかす 白人 アメリカ? ヨーロッパ?」
「アメリカ ボストンよ」
「そうか…こっちは日本だ」
「ジャパニーズ」
そんないわれ方はじめてされた
「どこで気づいた?」
「あなたばっかり質問してずるい」
ずるいって……
「では聞きたいことがあったのならどうぞ 手短に」
でないと時間フラグが経つ
「名前は?」
「元のか? それともこの人物のか?」
「もとの」
「クワシマ」
「クワシマ…わたしはジュディよ」
「ジュディ わかった それで……」
その時
カチャリ
鍵が開いた 自動的に 不自然に




