Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #116
セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #116
そうかい…だが、これの推測は後 どんな問題も 先に読んでおき 解けるものから 点数の高いものからが鉄則 ただし、こっちには時間はある 追われる心理的負担はない
出た途端 何かいる可能性はあるがな…その時はキムに託そう
この考えは 間違っていた オレはもっとキムにきちんといっておくべきだった
小便器の上 やはりある…あの文言 これでリスタートがここになった 死に戻ればわかることをわざわざ、確かめる必要は…さっきやろうとしたな これで確認が…?
文字に 隠れるように プレートを見つける だが……
届かねえ なんでそんな高い位置に置く?
「キム」
「どうした?」
「キャー、素敵ぃー」
まだ何もいってねえよ
「プレートを見つけた…最後の一枚だと思うが…手が届かない」
「どこにだ?」
「そこの文字にだ、上手く…表面のレリーフに擬態してる」
「は? どれだよ? わかんねえぞ?」
指差して教える で、またリフト 今度は両手でもって持って、取る
「見つけても取れねえ位置にあるんなら、だめなんじゃねえか?」
そうだろうな
「なにか…取るためのアイテムがいるんだろう、ここは…だが、これで取れるんだから……」
あった
用具入れの中 ご丁寧に 『掃除中』の立て看板 それ以外は何もない
「マジか? これに乗れってか? 安定しないだろうが……」
「カッコいいー」
「これに乗ったところで格好なんてつかねえよ…さすがにそれはねえわ」
オレにいうな いや……
「女の趣味に文句をいうなよ、喧嘩の元になるぞ」
誰を推そうが 襲うが 受け入れてやれ それが一番 面倒でなくていい
「は? ほかの男の女の趣味をか? そんなの気にもしねえよ。さすがにそんなことに文句はいわねえよ……」
……… ん?
「すまん、言葉足らずだった、いまのは忘れてくれ」
「あ? ああ…で、これをどうするんだ? ドアは…こんなだぞ?」
男子トイレ 出入り口 取っ手はやはりない テクスチャー 二次元…だが、表面には文様と意匠
左右に 修道女が立つ 二体 ふたりとも胸の前で祈りのポーズ こちらも…二次元 横から見るといなくなる ここに…なにかはありそうにない
扉には 真円 いくつもの円が彫られて 中心に向かって小さくなっていく 一番外の円周の外の頂点に赤い球 ほかに手に入れたのとほぼ同じ大きさ そこを頂点にちょうど正三角形を形作るように…下に穴が左右に二つ
その中の円にも…同じように球を嵌めるような穴 こちらは…下向きに正三角形
「キャーッ、素敵ーっ」
中心にも穴 赤い球以外は嵌っていない その横に…カードキーの大きさと同じ窪み
球のある一番外側の円のすぐ内側の円 プレートを円環にしたら、嵌るのにちょうどいい大きさ
試しに…カードキーを? 嵌らない 裏表があるのか? それもきちんとそろえろと?
「左じゃねえか?」
そうだな それでカードに開けられた穴と窪みにある突起が合う
「とするともう一枚いるのか…どこにあるんだ?」
「探すしかねえな」
それぞれの位置に パーツを嵌めていく 円環の輪が嵌らない ああそうか……
「いやー、愛してるぅー」
「どうしたんだ? 床にアイテムを…は?」
持ってきたアイテムを並べる 何もせずに自動的に接合し、付けた位置さえ分からなくなるプレート
輪っかになる
「こことほぼ同じ大きさだな…これを……」
パチリ
磁石か何かで引っ張られるように きれいに嵌る 指で触ると…簡単に回る仕掛け 確か……
その輪の表面には、英字が並ぶ 次の輪には数字 その次に逆三角形の球 次が……
カードキーと球が足りない
あと…オレンジの球はいらない…何に使う?
どうも 数独を解かないといけないのは確定らしい……
はあ……
面倒だ
「きゃー、こっち向いてぇー」




