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Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ  作者: 桜葱詩生


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109/127

Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #104


セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #104


時間フラグは()うに過ぎている 謎解き部屋では効力を失うのか その最中バケモノは出ない 入れない クリアした途端 ここから出た途端 現れるが


だからこんな風にゆっくりしていられる 通常なら もうすでに何回も襲われて 喰われているところだ 抵抗していないということもある


このゲーム 初期の武器はしょぼい 手術室へと直行してメスを手に入れた方がはるかに楽だ


取ってなきゃいいんだがな…あのポンコツも あれを取ると…医師が手術室に現れる フラグが立つ



「キム、お前の数値はどんな表記になっている? ○○○/(スラッシュ)○○○ってなっているか? どうだ?」


通常 右が最大値 左は現在値 


「ああ、そう数値がある、最初は001/002だった。で、モンスターを倒したら、それが002/004になった。それでレベルアップだと判断した。現に攻撃力も上がってるしな」


そこは同じか


「いまは16とかいっていたな?」


「そうだ…016/032になっている」


「それだけバケモノを倒してきたっていうことか…病院内にどれほど棲みついてるかわからねえが、大した数だな」


「何体か同じ奴を倒したから…実際はもっとだがな」


そう歯を見せてにこやかに笑う 自慢するな


「255/255が上限かもしれないがな」


そう皮肉っぽくいうと


「それこそ、そこまでは到達しねえよ。そんなにいるとは思えねえ」


二周、三周と…やっていけばいつかは到達するだろうが…そこまでやりこむゲームでもない


「並び立つ者もいないほどの偉業!」


「うるっせーなあ…こいつ。何とかならねえのかよ? マイケル」


「さあな…実はオレもここに来るのは初めてだ。隠し通路…だろうな、お前、よく見つけたな、ここはまず間違いなく隠しイベントの一つだ」


効率厨はたいてい、ラッキースケベと相場が決まっている だからか…風船人形(ダッチ〇イフ)に恋されていたな


「マジかよ…そんなのがあんのか? このゲーム?」


「ある、アイテムにカウントされないアイテムを取った覚えはないか? いまこれではなくて…前のこれで」


コイン トランプ ダーツ SDカード 押し花 動物の置物 ここではコインだけ あれを取ると面倒 後回しにしてしまった 回収しに行かねえと


「ああ…あったな。あれがそうなのか? 何に使うかわからなかったから無視してたぜ」


そうか? ハクスラ(無双)脳なら逆に そういったことには敏感なはずなんだが……


「天才だ!」


「クリアしてからな、確か…隠しアイテム、イベントの総数も表示される。42だったかな? そんだけある」


取りこぼしがあって10個ほど見つけてねえが……


「そんなもんをするぐらいならもっとわかりやすいヒントなりなんなりを置いておけってんだよ」


「クリアしてもらうことを前提に組んでないからだろ。遊ぶのならどうぞ? でもお前ごときにクリアなんてできないだろうがな…そんなとこだ」


「ほんと…お前が作ったんじゃねえんだろうな? ええ?」


なんでだ?


「探せばわかるが…そういったゲームはかなりある。最後まで到達できる方が珍しい。メインストーリーは停滞していて、でもイベントで誤魔化す。スマホのアプリはたいていそうなる。それを甘受するしかない」


プレイヤーの攻略スピードはメーカーが考えているよりもずっと早い ひとりのシナリオライターに頼っていた、昔のヴィジュアルノベルのやり方はもうできない 才能があろうがなかろうが、書ける奴、できる奴を何人も抱えて組み合わせていかないと間に合わない そいつらでさらに競わせて…コストばかりが膨れ上がる


「祝福を!」


そう考えると…このゲームは異質だ クリアを前提にしていない 途中でくじけさせるように作られている 無理に……


「さて…会話ももうそろそろお開きだ。ネタバレはあまり好きではないんでな…攻略は自分でやってくれ」


「おい…勝手に話していてそれはないだろうが…それに上限があるってのは何なんだよ? 聞いてねえよ」


そうだったか? 


「そう死ぬっていっていた奴にも上限があった。その上限を超えるか到達するとダメ。戻れない、ここで死んで…どうにかなる。どうなるかは…そうなってみないと分からない。だがお前にはそれがない。うまい具合に隠されている…だから、それとは違うものが設定されている。多分だが…そういうことなんだろう」


安心している時が一番死ぬ リドル部屋なんて…パズルを揃えるのを失敗しただけで…即死 どこからか 電流が流れる 矢が飛んでくる 刃物が出現して真っ二つ あまりの愉快さに何度も楽しんだ


「ちっ、分からねえが…調子に乗ってやっていると手酷いしっぺ返しを食らう…っていうことか。陰険だな」


「最高だ!」


「マニュアルにでも書いておいてくれよ、そういうのは……」


そうか…最初のベッド 下にヒントが現れる紙がある お前はそこから始まったわけじゃなかったな


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