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Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ  作者: 桜葱詩生


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Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #99

※2026/03/22捩れる距離を変更しました

トイレの距離を変更していたのを忘れ 以前のままでした

すいませ


セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #99



そう褒められながら…褒めてんのか? それ…個室内を見て回る 全部同じオブジェクト 細部も何も変わらず、ただ…叫ぶだけ


「おめでとう!」


死体袋の口元が開いていたのは…これをいわせるため? 登ってきた穴のある個室 そこ以外は便器も水槽もある 壁から腰から上を出している死体袋の像 いくつかは柔らかく どれかは固いイモータル属性


中心の一体 それだけは女性? 海賊船の先端にある女神像 あれにそっくりな…男性だな 男神像


「天才だ!」


ただ、手の位置は全部異なる 袋の中で 胸の前でクロスさせた奴…柔らかい 船の舳先のように後ろへと羽のように伸ばした奴…固い 直立不動…固い 後ろへと回している奴…柔らかい 頭を撫でまわしている奴…固い 全部で9体


違いはなんだ? それとわかったこと


「最高だ!」


また…球を一つ これはオレンジ? 重力も変わらない 普通に歩けた ただ、そうなると……


「マイケル、壁を歩いている気分はどうだ? こっちから見ると…物凄く変だぜ」


ああ それはこっちから見ても同じだ


キムが個室のドアに手をかけながら…左の壁に立っている オレはまっすぐ歩いてきただけ 途中、捻じ曲がっていると思われたところも…直線だった いや違う オレが進むごとに捻じ曲がっている位置が前へと移動した


振り返ると…そこでまた捻じ曲がっている 絶対にたどり着けない先 距離は…3mに届かないほど前 壁などで塞がれていない限り 距離があるのなら そこで空間が捻じ曲がる


だから…常に右が下になる 向こうから見ていても右に捩じれ こちらから見ても右に捩じれる また眩暈 これは…そう見せられている? それだけのことだが……


「なんて素晴らしいんだ!」


「いいぞキム、来ても大丈夫だ。ただ…前後を何度も振り返るな、視床下部が混乱して眩暈を起こすぞ」


ゴーストの前でキムを呼ぶ 恐る恐る キムが歩く 途中、個室内のオブジェクトを忘れたのか? いることに驚いて身体をビクつかせる 本当に変なやつだ


「マジか…今度は後ろが捻じ曲がったぞ? どうなってんだよ? マイケル、これは?」


面白くなって…真ん中あたりまで戻り 振り返ってみる 両方の先が捻じ曲がっている しかもどっちも右へと 目が回る 昔のミラーハウスのように…下を見つつ歩くと 酔わない 迷わないぞ


そう教える


「さあ…わからんな。ただ…なんとなくこれで分かった」


バケモノが出ない 異様に静か きれい そして…誘導


「何がだよ? なにも…わからねえよ」


辺りを見回して…ゴーストにロックオンしてキムはいう ひとしきり殴りかかってから 確かめてから 殴れないと知るや わかりやすく落胆して


「ここは謎解き部屋(リドル・ルーム)だ。どこかに解除しなければならないものがある」


「おめでとう! 天才だ!」


たぶんだが…男子トイレの入り口か女子トイレのどちらか


ドアの投影 どちらかを解除しないと…出られない


「ああ? おれはここから来たっていっていたのはお前だろう? そんなことがあるのか?」


「リドル・ルームへ入るのは簡単だ。西棟の三階の各部屋。あそこもそうだっただろう? ただ、入ると出られない」


しかも アイテムがないと死に戻らないといけない 謎解きの解除に失敗(イコール)即死 そして こういったところへ入ると…バケモノがどこかに設置される


「ならおれが下へと行けたのはなんでだ? 通ってきたんだろう?」


「神に祝福されしものよ! 栄光あれ!」


「たぶん、そうなんだろう? そういわれているぞ」


「そんなことあるかよ…もしそうならこんなところに閉じ込められたりしない」


それもそうだな……


「一方通行なんだろう、ここは。そこの出入り口から入ったら下へは簡単に抜けれる。だが逆に、下から来たら謎が発生する。それを解かないとその先へと行け(通行でき)ない。そういった仕組みだ」


確かに…三階の一番奥の部屋にはマッチが置いてある 重要で…あと屋上に行くにもか このルートは……


ショートカット(近道)?」


「なんだ? 近道って?」


「いくつかのゲームにはこんなふうに短縮するためのルートがある。エレベーター、ポータル、飛行船、貝殻船。長い行程を省かせるための…退屈な流れ作業で嫌にならせないための措置という奴だ」


律儀すぎる日本人が作るものにはあまり見受けられない あってもそれさえ律儀で…まあいい


「このゲームだってある意味、エレベーターがショートカットだ。奥の救急用エレベーター、地下の調理室の運搬用のエレベーター。後半のほとんどはこのどれかを使う。階段はエレベーターを起動させるために行き来するルートにすぎない」


だが…東棟三階へのルートに必要か? 西棟から一階へと行き、地下 機械室で装置を動かして…エレベーターが稼働 それで東棟三階に行く 東棟三階から東棟の階段の鍵を開けて移動 二階から三階へのこのルートは……


「必要ない」


東棟三階へ入れるルートは一つだけ 上から入らないとここは通り抜けることができない このルートは、階段を使えばいいだけだ 下から上へも このルートはいらない


「なんでこんなふうに通れるようになっている?」


「マイケル?」


「なんて素晴らしいんだ!」


そしてもうひとつ


謎解き部屋を解除するにはかならずアイテムがいる 下の…シリコン人形のところ あれがここで使うアイテムである可能性


「しまったな…後回しにするんじゃなかった」


「何をだ? きちんと話してくれ、マイケル。何がわかったのか…言ってくれないと分からないぞ?」


ああ…そうだな これはオレの悪い癖だな


99話目でございますが まさか 二階を抜け出るのに ここまでかかるとは思ってもいませんでした 本当なら もっと早くこの先に行っているはず

キャラが勝手に動き出すのは ホント 怖いです

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