ep.2 否定と憎悪の結晶
「さて...プロータ=アステリアの入手と言っても...かなりアレ難しいからなぁ去年は運が良かったけど今年はどうか...」
そう愚痴を溢しながら食材を探しに行く...
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『プロータ=アステリア』【レア度 ★★*☆☆ (2.1)】【分類 パスタ】
=⦅地下⦆=
『深地キャベツ』【レア度 ✶☆☆☆☆ (0.6) 】
『深地パプリカ』【レア度 ✶☆☆☆☆ (0.6) 】
『底地ソルト』【レア度 ★*☆☆☆ (1.2) 】※これは取れたらで良い。
=⦅地上⦆=
『巨麦子』【レア度 ★☆☆☆☆ (1.0)】
=⦅天空⦆=
『天樹トマト』【レア度 ✶☆☆☆☆ (0.6) 】
『天涙の水』【レア度 ★*☆☆☆ (1.2) 】
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「はぁ...まずはどこから行くか...懐中時計の言う通りってか...」
そういうとポケットにあった懐中時計が杖の型に変化した。
それを地面に突き付け、突いた部分から軽く砂ぼこりが舞いながら魔法を発動させる―――
【=《針葉樹》= 合成 =《路導岐転》=】
そう唱えた瞬間だった―――
「ゴゴゴゴ...ゴゴゴゴ....」
辺り一面に時計型の魔法陣が展開され、時計型の魔法陣の針が回り始める...止まった瞬間...刹那、針の先から矢印が地面に生成される―――
「...もうこの懐中時計、魔道具として名前つけようかな...」
そう言いながらルネクタは地面に出現した矢印を辿る―――
「...そうだなぁ、この懐中時計の名前...うーん」
そんな独り言を溢しながら矢印を辿り、道を進んで行く。
その先にあった光景は―――
「...最初から深淵の洞穴かよ」
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『深淵の洞穴』
およそ500年以上前から深度がどれくらいか観測されているが、未だに最深部が不明の洞窟、現在判明している最深部はおよそ「1万2000m」深度によって名前が変わっていく。
・浅地【深度 0~300m】由来はアステリア語の「浅い」から
・迷地【深度 301~1200m】由来はアステリア語の「迷路」から
・深地【深度 1201~3200m】由来はアステリア語の「地下」から
・底地【深度 3201~8000m】由来はアステリア語の「暗闇」から
・淵地【深度 8001~12000m】由来はアステリア語の「深淵」から
・冥地【深度 不明】由来はアステリア語の「冥界」から
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「さてと...まずは装備をしっかりとしないとな...」
そう言って彼が取り出した装備は...
「よし!『超ピッチピッチの水着』準備完了ッ!!!」
超ピッチピッチの水着(黒)だった...そう、この深淵の洞穴で彼は何故か超ピッチピッチの水着を着たのだ...ッ!!!普通に美形だからちょっと興奮すr(((((((((((殴
「...っと冗談は辞めて、『適応の順廻』」
...彼は魔法を使うことで環境に慣れやすい体となった。そして彼はピッチピッチの水着ではなく...
市販されている洞窟探索衣装を着て深淵へと潜った。
=⦅深淵の洞穴 地点 約50m⦆=
「ゲッホゴッホッ!!!水位エグいって★」
現在...深淵の洞穴の深度50m地点だが...深淵の洞穴にはとんでもなく難しい点が深度以外にもう一つある...それは「変化し続ける環境」だ。
観測が進まないのもそれが理由で一時間経っただけで水位が上がったり、気温が急激に上がったり下がったりすることで調査する難易度が高く...
深くに行くと挙句の果てにはとんでもない大きさの鍾乳石がいきなり落ちてきたり洞窟が崩れたり新しい通路が出来たり、通路が狭まったり消えたりと無茶苦茶な現象が起こりまくる...こんな超常現象が起きる理由は未だに不明。
「50m地点でこれだからなぁ...適応の順廻かけてるから少しは楽とは言えども...それでも呼吸が無限に出来たり体温が常に一定になったり体力が尽きなくなる訳じゃないからなぁ...」
そうやって少し険しい顔をしながらも先へ進む...眉をひそめ、体に自然と力が入り体温が上がる感覚がしっかりと伝わりながら...肌身に触れる水の冷たさを感じて...
その様子が何だか興奮するっじゃあn(((((((((((殴
「あれ?水位が引いていくな...」
「あ...水が無くなった...マジでどうなってんだこの洞窟...」
「...まぁ先に進むに越したことは無いか、」
=⦅深淵の洞穴 地点 150m⦆=
「...特に生物もいねぇし奇妙だなぁ」
そう話した瞬間...暗闇から飛び出す生物が居た...ッ!!!
「シュシャァェッ!!!」
「うおッ」
【=《焔月紅灼》=】
「シュギャピアッ!!!」
ルネクタは焔獄魔法を発動させ、明るく赫輝する焔と共に相手を葬り去った...
「うわぁ...何だっけコイツ、俺『蟲魔系』は苦手だからあんまり勉強してねぇんだよな...」
【=《鑑定の審査》=】
眼の前の生き物に懐中時計の杖を突き付け、そう唱えると...目の前の生き物の下に魔法陣が出来る―――
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《鑑定結果》
・『蟲魔類』【洞窟ムカデ】【体長 30cm~50cm】
洞窟内で湿気がありながらも水が近くにない場所を好み、臆病な個体が多いため滅多に出現することがない。因みにこれを使用した料理も一部の地域ではあります。
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「オッエ!これを使った料理とか見たくねぇよ...」
そうやってルネクタはこれを鑑定してしまったことを酷く後悔するのだった...
=⦅深淵の洞穴 地点 300m⦆=
「...寒いな」
震えた手をしっかりと握りしめ、拳の中の肉が擦れ合う...摩擦熱でルネクタの手は暖かくなり、
手が暖かくなったことによる錯覚なのか少し体がマシになったような気分になった。
「とりあえず進むか...」
そうやって進んだ先にあった光景...それは―――
「...底が見えねぇ」
暗闇に包まれた深い穴だった...去年来た時には無かったはずの穴を見て
ルネクタはこの洞窟の特異性を改めて認識する―――
「さて...流石に深いよなぁ...ここ」
「えいッ(そこらへんにあった小石を投げる)」
投げた石は暗闇に呑まれ、完全に姿を消し去った...それはまるで暗闇自体が小石を飲み込んだようだった...
「マジで深すぎるなぁ...」
「...そうだッ!!!」
何かを思いついたような彼は...
「えいッ!!!」
何ととんでもなく深い、底すらも見えない穴を飛び降りたのだ...ッ!!!
そのスピードは徐々に上がっていき...最終的な速度は時速200kmに到達した...
このまま地面にぶつかってしまう...そう思った次の瞬間―――
【=《天使の風羽》=】
そう唱えた瞬間体に落ちる方向と逆向きに強く吹き付ける風が流れる...
「よかったぁ...やったはいい物のチビる所だった...」
普通に怖かったらしい。
=⦅深淵の洞穴 地点750m⦆=
「...マジでさぁ」
彼の目の前に居たのは...夥しい数の逢魔生物であった。
「うっわ...多すぎんだろこれ」
ルネクタの眼に映る逢魔生物、その数はおよそ70種類 1200匹。
とんでもない数に呆然とする暇もなく、全てがルネクタへと襲い掛かる...
「話せばわかる...筈ねぇよな」
【=《砂煙の嵐》=】
辺りは砂粒の煙に覆われ視界が防がれる...一見眼眩ましのための様に思えたその攻撃は...計算し尽くされた一つの『動作』だった。
【=《焔月紅灼》=】
『粉塵爆発』
ドドドドーーーーーンッ
彼は砂に見せかけた可燃性の粒を大量に出現させ、そこに着火をすることで連鎖的な爆発を起こした。
それは周辺の殆ど全てを破壊する。
岩の破片の埃が飛び散り残った砂煙と合わさりながら...
「...まぁこれくらいじゃそりゃ倒れないやつもいるか」
しかしかなりの数の逢魔生物が生き残ってしまう。
だがルネクタはそれを予想していた、その理由は
逢魔生物の中には様々な属性に耐性を持つものもいる...
この洞窟内の厳しい環境下だとすれば生き残るのもおかしい話ではない...
と言うことを知識の中に入れていたからだ。
「シュピガッギャ!!!」
「フンッ!」
襲いかかってきた逢魔生物の眼に向かって杖を突き立て、足を使い首と体の間を蹴る。
体に突き刺さらせた杖で体を固定しながら何度も、何度も蹴る。
「ギャッピアッ!!!」
「悪いけど...僕は君達を『狩る側』なんだよ。」
それは絶対に変わらない一つの法則―――
そしてこの逢魔生物の行動を軸にする様にまた大量の逢魔生物達が襲いかかる。
「ギュエアピッ!!!」
「捕まえた...!!!」
そんな中、ルネクタは高速で襲いかかってくる逢魔生物の一匹を捕まえ、それを魔法と共に飛ばし、周りの逢魔生物と一緒に岩にぶつける
「弾け飛べ」
【=《天使の風羽》=】
そう唱えると突風が吹き始め、捕まえた逢魔生物が周りの逢魔生物を巻き込みながら岩肌へと高速でぶつかり、紅く染まる。
しかし...そんな恐怖を植え付けながらもルネクタは更に追い打ちをかける。
それは彼自身が『狩る側』である事の定義、証明をするかのように―――
「ガブヴィッアッ!!!」
カマキリに似た大型の奴が襲いかかってくるが...問題はない
「いいじゃねぇか...てめぇの血飛沫を見せてみろよッ!!!」
ルネクタは体を捻り相手の攻撃を躱す...ように見えたが威力を殺しながら鎌を掴み手でガッチリと体を固定する...自分の手から血が滲みでるがそんなの紅く染まっているだけ。
血なんてそんなものは無い、いや既に意識からそれ自体が消え失せてしまったのだ。
「キゥッヴアッ!!!」
「自分が『狩る側』だといつまでも思ってんじゃねえよ?蟲魔風情がよぉ!!!」
ガンッガンッガンッ!!!
頭を掴み岩肌へと何度も、何度も、繰り返し繰り返し打ち付ける。
相手の体から紅い液体が流れだしているがただのトマトジュースだろう。
血液なんて定義自体、既にルネクタは自らで否定し、忘却していた。
眼の前の憎悪に処罰を与えるために―――
「キヴァエッグッ!!!」
「自分から来たんだろ?自分が『狩る側』だといつまでも調子に乗っていたかったんだろ?!」
「騒がしいんだよ!煩わしいんだよ!『狩る側』にしかなったことがないお坊ちゃま野郎が!!!」
辺りには肉片が飛び散り、紅く染まる。
肉片?肉片ってなんだ?ルネクタは既に自分にとっての憎悪を否定していた。
自分にとって都合の悪い事?そんなものはいらない。
これはただのペンキと粘土だろう、そう信じ込めばそれは自分にとっての定義となる―――
「さて...騒がしいテメェらもコイツと同罪だからな?」
「ザザッ」
ルネクタは腰を入れ、しっかりと踏み込み縮小詠唱を唱える。
『異界に降臨する狂騒の嵐【υοσμσο υυλα υοτ αδήγιαταΚ】』
【=《天使の風羽》= 合成=《砂煙の嵐》= 合成=《焔月紅灼》=】
【=《多重複合魔法・異界の天嵐》】
粉塵爆発を起こしながら周辺の岩々を破壊し、トルネードの様に吸い寄せそれをぶつける。その様子は一つの危険生命体を見ているようだった。
硬い鱗を持つものなどは岩々の破片に砕かれ、爆発に巻き込まれる。狂騒かの様なその魔法は一瞬にして周りを飢えた獣のように飲み込む、紅く飛び散る???と共に―――
「ハハッ...!!!お前らは所詮『狩られる側』なんだよ!!!」
ルネクタはそんなことを言いながらも実際には魔力を使い過ぎていた。
それは自らが生み出した物に自らが『狩られる側』となるように。
しかしルネクタはそんな事を認めることなどはしなかった―――
「よし...これで殲滅は出来たは...ず?」
しかし...目の前に居たのは自らが『狩ったはずの者たち』であった。
喰われる側は長い時間を掛け手に入れる力、その長い時間を『進化』と言う。
喰われる側は進化を重ねて重ねて、ただ一つ『生き残る』ことを重要視し始めるのだ。
だからこそこの過酷な環境下なら『生き残る力』に全振りしている種類もいる。
喰われる側になるなら『それを対策する』と言う訳だ。
「...クソがッ!!!」
ルネクタはこれを信じようとしない。
自分が今回の『狩る側』であり、相手が『狩られる側』だと信じ込んだからだ。
つま先に力を入れ腰を屈めながら足全体の筋肉に力を入れる。
「ヒュンッ!!!」
軽々しく飛んでいき、とんでもない威力の魔法をルネクタは叩きこむ。
【=《針葉樹》= 合成 =《帝水の波》=】
ザバァァァンッ
懐中時計の杖を中心として時計の魔法陣を描き、その魔法陣の数字が描かれている部分から大波が同時に発生する...
その攻撃は辺りの逢魔生物を退けながら、全てを潮流の音と共に...流し始めた。
小さな岩や石が混ざりながら打ち付け合い、混濁しながら少しづつ削れていく...
既にルネクタの魔力は殆ど全て使い切りそれだけの攻撃をした...はずだった。
「ハハハッ!どうだ、これなら...ッ」
「...ガハッ」
「ヤバい...頭がクラクラしてき...た」
霧が晴れ、砂岩煙が薄くなりやがて完全に消え透明になる...そこにあったもの、それは―――
「...マジか、よ」
およそ4種類 270匹にも及ぶ逢魔生物であった...地面は抉れ天井は崩れかけ壁は崩壊しかけている。
そんな状況下でも生き残る生命力、ルネクタは絶望した...
「=『まだやる必要がある』=」
心の中で騒ぎ始めるその一言は、全ての意識を狩り尽くす。
感情が心の中で混濁し、渦巻いてしまう。
渦巻いて...渦巻いて、渦巻いて渦巻いて渦巻いて渦巻いて...!!!
暗闇の渦に引き込まれて、暗闇の中独りの自分と同じように...
曖昧な感情を定義することが出来ない。
だけどその中で何故か定義できる感情がある...それが何だか気持ち悪い。
「...あぁ、なんというか意識が薄れる...なんでだよ..ッ」
「なんでだよなんでだよなんでだよなんでだよ!!!」
「...あぁ、なんというか終わりって呆気ない感じもするな...」
「去年は...どれほど運が良かったんだろう...」
「俺は...『狩る側』だったはず...」
「あぁ...目の前が...」
彼はこの状況に絶望した。自らの本気の力すらを耐えうる『狩られる側』に。
「...ハハハ...ハハハハハハハハハハ!!!!」
ルネクタが唯一定義できた感情、それは慟哭する哀では無い。
狂気が混じる、混じって混じって混じって混じって...
狂ってしまい、嗤う、自らが自らを嘲笑ってしまう程に。
それを表現するとするのなら『狂笑』と言うべきだろう。
ルネクタは狂って自らを否定して嘲笑って―――
「...ハハハ、俺って...何だっけ俺って」
ルネクタは『自分自身』を定義することが出来ない。
ぼやける視界の中地面に伏し、周りに逢魔生物が集合する。
自分の身体からトマトジュースが流れ始めながら―――
「...イヤだ、いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ」
「認めたくない認めたくない認めたくない認めたくない認めたくない認めたくない認めたくない認めたくない認めたくない認めたくない認めたくない認めたくない認めたくない」
ルネクタは自分自身を定義できない...
それは自らが『???』と信じ込めな...iの、d?
【යාරක්කයඩද】
ルネクタの脳内に突如現れた一つの言葉、理解できない。
何だ?この形は、不明な文字が一瞬だけ横切る。
見たこともない知らない解らない...当たり前だ。
しかし...何故だろうか?これから...自分自身の定義を感じる。
「あぁ...そうだった何故だろう恐怖でもない、むしろ自らの体がじんわりと...」
限界の中、手をしっかりと握りしめ寒いはずの温度が逆転したかのように体が熱くなる...
薄れる意識の中...硬い岩肌の上、その温度を感じながら霞がかった視界でじっと凝視する。
その様子は自らが《逢魔生物》になったかのように。
右腕を振り上げ相手へと杖を向ける、それはまるで狂想のように。
極限の環境による覚醒か、それとも最後の悪足搔きか。
遠吠えの様に見える攻撃は...相手への祝福として送られる―――
雷霆 傀儡 槍哭 刻廻
蒼き雷鳴の帝の如く【ςήτινρΒ ελπΜ σητ αρατορκάτουΑ νοτ ναΣ】
蒼穹に響く迅雷に 【οόναρου οιζάλαγ νότσ ίεχτηνα υπ ήτηνορβ Η】
今祈りを捧げん 【ςαμ ςέχηυεσορπ σιτ εμυρεφσόρπ σα】
【=《蒼雷の槍鉾》=】
ルネクタは両手で杖を掴み、天高く上げるように腕を頭上に持ってくる。
その瞬間、迸る蒼い閃光が暗闇の洞窟を照らす。
それはまるで夜空に浮かんだ閃光の様にルネクタと共に光り輝く。
それは言い換えれば、輝く否定と憎悪の輝き。
狂った自己否定から成った輝きなのである。
「...あぁもう、いいや」バタンッ
魔力切れによりルネクタはその場に倒れてしまう...しかしそれと同時に周り全ての逢魔生物を倒しきることに...成功していなかった。
あれ程...憎悪を否定していたというのに...まぁそれはそうか、だってルネクタ自身も別の視点で見れば...
【否定と憎悪の結晶】
=⦅魔法・魔道具⦆=
・針葉樹
『懐中時計の杖を中心に時計型の魔法陣を出現させ、魔法の効果を増幅させたり乱数的にしたりと汎用性が高い』
・路導岐転
『過去に行ったことがある場所まで矢印を出現させてくれる魔法』
・適応の順廻
『様々な環境に体を慣らしやすくする魔法、夜目が効きやすくなったり熱さや寒さに慣れやすくなったりする』
・焔月紅灼
『焔の球を出現させそれを操ることが出来る、一度に10個以上出すこともできて基本的な攻撃魔法の一つ』
・鑑定の審査
『懐中時計の杖で突いたものを鑑定することが出来る、世の中の情報網にアクセスすることで鑑定するため未発見の種などは鑑定出来ないのが難点』
・天使の風羽
『習得が少し難しい魔法、かなり強めの風圧を出し相手を押し出したり応用すれば飛ぶことも可能』
・砂煙の嵐
『粒の嵐を召喚できる魔法、粒の性質はかなり変えることが出来るが難しい性質だと魔力消費が激しくなるので注意』
・異界の天嵐
『焔月紅灼と天使の風羽、そして砂煙の嵐を組み合わせた魔法で、粉塵爆発を起こしながらそれを風で広げまくる高火力の魔法』
・帝水の波
『波を出現させそれを操る魔法、質量が多くなれば多くなるほど制御するのが難しくなるため注意がかなり必要』
・蒼雷の槍鉾
『魔力を内部で暴走させ、眼にも留まらぬ速さの雷を生み出す魔法、魔力を内部で暴走させている時に蒼白く輝きながら相手を槍の様に貫くためこの名前が付けられた』