王女カルディナ
トリと現がたどり着いたのは、トリの故郷。
2人を待ち受けるのは…。
どこからともなく現れ、無事に着陸したトリと現。辺りを見回すと、そこははるか遠くまで霧の広がる岸壁地帯。そのただ一つの山頂に立ちほどこる城。カルディナ城。
トリの故郷であり、トリが世界を旅するにあたっての全てが始まりの地であった。
「ここだ。ここが俺の故郷だ。」
トリは、岩場に一歩踏み出て言った。
「ここがトリの故郷?なんかちょい不気味…。」
現は、辺りを見渡してみたが見る限り岸壁だった。
ガタッ
近くで物音がして、トリは振り向いた。
数羽の金色の鳥が岩陰から羽ばたいた。
「行くぞ、現。あれが俺の生まれ育った場所、カルディナ城だ。」
トリはそう言うと歩き出し、現はそれについて行った。
城門の前まで来た。
門扉は自動で開いた。
ガガーン
雷が遠くの方で落ちる音がした。
2人は門をくぐって城の中に入った。
1階。
大広間にぶら下がるシャンデリア以外には取り立てて目立つものはなかった。
先に進もうとした…。
ズドーン
「な、なんだ?」
「およ。」
2人の目の前に立ち塞がったのは、巨大なゴーレム。
トリはすぐさま刀を抜いた。
現は何故か踊る。
「カルディナの仕業だな…。」
トリはそう呟くと、刀を前方に構えた。
ゴーレムが巨大な手を振り上げ2人を目掛けて猛烈なパンチを繰り出してきた。
トリはすんでの所でジャンプし避ける。
現はまだ踊っている。
ゴーレムのパンチが現を狙う。
現はパンチを繰り出した。
ガキッ
ほぼ互角の様相。
トリは今のうちにゴーレムのコアを刀で突いた。
ゴーレムは破壊され崩れ落ちた。
「腕を上げたな、トリ。」
大広間の奥から声が聞こえた。
現れたのは、1人の王女だった。
「カルディナ…。」
トリは刀を持ったまま、その視線をそらさなかった。
「この人誰?」
現は、不思議そうにそのあたかも全てを飲み込みそうな女性に見入っていた。
カルディナ登場。
この後は、玉座へと進む。