第41話 魔法学院編〜露見〜
「先生……私……。こんな気持ちになったのは初めてで……一体この想いは何なのか。先ほどまで分からないでいました。でも……捕まっていた時に私の心に出てきたのは……先生でした」
「……」
ラドルはルイーゼの告白を黙って聞いている。
ルイーゼの顔がどんどん紅潮していくのを気付かないように体を斜めに開いてその瞳をじっと見据える。
その視線に耐えられなくなったルイーゼはギュッと目を瞑り、締めの言葉を口にする。
「私!先生が好き!……なんだと、思います……」
急に失速していくルイーゼの言葉。
その姿を笑いも、蔑みもしない。ましてや侮りも哀れみもしない。
ぷるぷると身体を震わせながらラドルの言葉を待つも一向に帰ってこない返事にそっと瞼を開ける。
その時見たラドルの顔は。
ほんの少しだけ微笑みを浮かべたような、でも悲しげにも見える不思議な表情だった。
「……先生?」
「……ルイーゼ。お前の素直な気持ちはありがたい。本当に……ありがたいよ」
ぱぁっと先ほどまでの緊張していたルイーゼの花顔が再び花開いた。
だが。
「でもそれは……偽りの想いだ」
「いつ……わり?」
ラドルは真正面から想いを告げられたのを久しぶりに感じていた。
神滅者。
異端者。
大罪人。
神の敵。
邪神の神使。
そんな肩書きがラドルに与えられてからというもの、人との関わりを最小限にしてきた時期もある。
それでもやはり。
いやだからこそか好意を告げられるというのは悪い気はしない。
これまでに告白された事が無かったわけではないが少しだけでもドクンと心中が騒ついたのが分かる。
久しぶりに受けた心の衝動にこの左手首の腕輪に少しばかりの感謝を感じてしまう。
だが。それ故の。
ーー偽りの想い。
「どういう意味ですか?私、そんな軽薄な想いで……告白したわけじゃ……」
次第に目が潤んで行くルイーゼ。
その姿を見てラドルは。
魔法の腕輪を静かに外す。
「ならばお前は知らなくてはならない。俺の正体を」
「え?」
「お前も貴族の娘なら聞いた事があるだろう?ラドル・アレスフィアという名を」
「……‼︎」
認識阻害の腕輪を外したラドルを見るルイーゼの瞳に急速に怯えと怖れの色が覆い尽くしていく。
今まで何故その名前に気づかなかったのだろう。
数ヶ月前に起きた聖王都の惨劇。
その事件が起きた日から矢継ぎ早に王都からの使者が神滅者捜索の打診を実家に訪れていたのは記憶に新しい。
だのに。
目の前の講師に恋慕した自分。そんな自分の心が信じられない程に恐怖に塗り潰されてしまっている。
先程まで自分を拉致したオーヴェなど比ではない。
身体が震える。足が崩れる。涙が溢れる。
ぺたりと砕けた腰。
恐怖に彩られたルイーゼの怯える姿を見てラドルは。
「分かったか?今の自分のその姿が本当のお前の心情だ。俺に対する思慕の情はもうどこにもないだろう?だから……偽りなんだよ」
「あ、あの……?」
「無駄に怖がらせてしまったな。……すまない」
ルイーゼに一言謝罪する。
その姿は。表情は。言葉は。
教会の教義で幾度も耳にした邪悪な存在とは思えなかった。
再び腕輪を身につけるラドル。
一度ラドルの正体を認識してしまった人間には阻害の魔法は効果がない。
ルイーゼの意識上でラドルと神滅者が同一と認識してしまった為にもう阻害魔法は通じない。
それを理解したラドルはルイーゼに背を向けて講師套を脱ぎ歩き出す。
「……俺は行く」
「えっ?あ、あの先生……。どこへ?」
「神の敵がここにいてはまずいだろう?街を出る。ある程度のリスクはあるだろうが……なんとかなるだろう」
「ま、待って!待ってください!」
つい不意に出た言葉。
だがその言葉にも構わず歩みを止めないラドル。
どんどんその姿が小さくなっていくのをただ黙って見送るしかできない少女は自分の行為に悔いていた。
どんな教義も。どんな噂も。どんな伝説も。
全ては自分の見た事が全てではないか。
目の前の男が自分を助けてくれたのが唯一の真実ではないか。
誰も知らない、誰も分からない、誰も見た事のないその伝説など言わばただの物語となんら変わりが無い。
それなのに。
人が作った物語を鵜呑みにして助けてくれた恩人を傷つけた。
砕けた腰に力を入れて、全身を支配していた恐怖を跳ね除けて。
ルイーゼは自分の行いをやり直したいかのように自分の前をいく蒼い髪の男に向かって駆け出す。
そして。
ラドルは背中からの軽い衝撃に身を揺らすもその正体を敢えて確かめないまま一言漏らす。
「……俺は神滅者だぞ?寄り触れれば必ず傷つくぞ」
「いいえ!私は……自分が馬鹿でした!助けてくれた先生は……私の好きな人は。誰がなんと言おうと私の担任ですもの。だから……ごめんなさい。先生……。私、やっぱり……先生が好きです!」
「……」
背中にしがみついたまま二度目の告白。
それを聞いたラドルの脳裏にかつて遥か遠い昔に心を許した女性の言葉がふと甦る。
ーー貴方は私の騎士でしょう?聖堂騎士の貴方が私を護ってくれるなら私は貴方を……好いてあげますねーー
その言葉は遠い過去の記憶。
心の奥底に沈めて扉を閉めて鍵を掛けたようにもう思い出す事もないと思っていたのに。
また。
思い出してしまう。
途轍もなく。
苦いあの惨劇を。
「……先生」
黙りこくったままの意中の人を覗き込むと。
ポタリ。
背後から回した手に紅い雫が落ちてルイーゼの袖に赤の染みをつける。
「……え?」
「……すまない。ルイーゼ」
その言葉を口にした時。
ラドルの右手に神気が集まりだした。
ーーーーーーーーーー
ミスリス湖は地獄の様相を見せていた。
芸術と言われた緑は焼け焦げ、深遠なる青の美術である湖水は蒸発しその水位を更に下げていた。
湖はまるで噂される南方のオードリア大陸ユジフ湾で起きるような水面が燃える現象のように。
ミスリス湖の周辺は焦土と化していた。
その上空には。
激しく燃え盛る巨大な火球の中心に女神と見紛うばかりの美を誇る女が1人。艶のある嫋やかな笑みを湛えていた。
「……随分頑張るわね。不届者たちが」
女が手を優雅に軽く回すと火球からまるで傅くように巨大な龍を模した火の塊が飛び出し女の周りを飛び回る。
女のその目が見据えているのは。
自分と同じ紅い髪と機動力重視の軽装をした少女と身の丈ほどの大剣を自在に振り回し見るからに膂力にモノを言わせる生粋の戦士だった。
「ちょっと!いきなり襲いかかるなんてあんまりじゃないの⁉︎十星だか中世だか知らないけどアンタ一体何者なのよ⁉︎」
「……まだまだ元気ね。でもいい加減……飽きてきたわ」
そう言うと意思があるように女の周りを懐いて離れない龍が女の手振り一つで少女に向かって襲いかかる。
「エティア!避けろ!」
「ダメ!これ以上火を広げたら山にまで延焼しちゃう!何とかしてみる!」
そう言い終えると武礼のように掌と拳を合わせ強い光が漏れだすと右手の闘手甲自体から光を放ち出す。
「ハァァァァァッ‼︎」
エティアが火龍を殴りつけるとボコボコッと龍の腹や尾が膨れだし爆発する。
轟音と爆炎に巻き込まれたエティアは爆発した煙の中から落下してくる。
少女とはいえある程度の重量のある肢体をガシッと抱きとめる戦士がエティアの損傷を確認する。
「生きているな?無茶しやがって」
「エヘヘ。ありがと、アス」
「お前は自分を治癒できないんだろう?だったら無茶するんじゃない」
「それにしても……アイツ何なのよ、全く」
「有名人だ。それも世界的にな」
「有名人?」
「グルトミア帝国には軍とは別に個人で万の兵に匹敵する戦力を有する特務武官がいる。それがグルトミア十星将だ。その中でも最強と言われたのがあの紅星のダルタニアだ。……まさか女だとは思わなかったが」
ダルタニアは異名であり本名を含め彼女の詳細は一部の人間以外知られていない。
それは彼女が戦場に現れるという事は即ち生き残る人間はいなかった事を意味している。
グルトミア十星将序列1.2.3位のその情報は秘匿されグルトミア軍部でもダルタニア以外の2人はその姿も滅多に現さない。
だがその数々の驚愕の逸話には事欠かない。
1人で国の半分を焼き尽くしたとか。
神の力をその身に取り込み神使でもないのに不老になったとか。
強大な力を振るい海を二つに割ったとか。
眉唾な話もあるがどれも常人には不可能なものばかりであるところからその力の特異性の程が知れるというものだ。
「…だが。この程度ならまだ俺たちにも勝機はある」
「え?」
「あの女、宙に浮いているからかこちらの攻撃が届かないと高を括っている。身体から溢れる魔力を炎に変換して常に有利な位置から攻撃を仕掛けてくる。だがそこが狙い目だ」
「何する気?」
「奴は魔法中心のロングレンジによる圧倒的火力で敵を倒すの主らしい。ならば一気に間合いを詰めれば隙を作れるだろう」
アスの提案にエティアは一抹の不安を感じるも他に手が無いところから仕方なくアスの要請に応じる。
しばらく2人の密談を見逃していたダルタニアは次第に自分が無視されている気がして両手に練りに練り上げた大火球を渦巻かせ始める。
「もういいわ、貴方たち……死になさい」
ダルタニアの放つ火球の凄まじい熱が離れていてもピリピリとアスとエティアの肌を焼く。
つうっと大量の汗が2人の額から首から身体中の汗腺から溢れ出る。
何もせずとも体力が急激に失っていく。
その熱量により大気が揺らぐ。
だがその熱を生み出している本人は汗ひとつかかずに涼しい顔でその炎を愛でている。
「さぁこの美しい紅い炎で灼け爛れるがいい!炎龍業魔弾!」
細い両の手から放たれた左右の炎は一つの火の巨塊となって2人に襲いかかる。
だが。
ドガァァァァン!!
「!?」
大地に着弾する前に火球が爆発する。
その爆発した名残である黒煙から飛び出した影がダルタニアに迫った。
その影を認めたダルタニアは新たな炎を生み出す。
咄嗟に作り上げた炎は先ほどまでのような美しさはなくただ激しさだけをその影を灼くために向かわせる。
しかしその炎は影に届く前に消失してしまった。
「神聖魔法の魔力無効化術⁉︎」
「うぉぉぉぉぉっ!」
影の正体。
それは見るからに重々しい重量感ある全身鎧を身に纏ったアスだった。
その死神がどうやったか宙に浮いているダルタニアに迫る位置にまで跳躍していた。
火弾を破られ火壁を穿たれて、もう目の前にまでダルタニアに迫ったアスの体勢は完全に全身の力を剣を握る腕に集中されその一撃を阻む事は出来ない程に漲っていた。
アスはタイミング、パワー、スピード。全て完璧な一撃を繰り出せると予感しながら裂帛の気合いでその一撃をダルタニアの右胴を狙って放つ。
「もらったぁっ!」
薄布一枚二枚を軽く着こなしているだけのダルタニアは防具による防御は期待出来ない。
火力による防御もアスの一撃を防げるものではない事を予測済み。
即ちダルタニアには物理上アスの一撃を防げる術はなかった。
アスは勝利を確信したその時、対峙する女の花顔が目に入った。
その表情は。
ーー不敵に笑っていた。
ギィンッ!!
あり得ない筈の戟音。
その音の正体は当然金属と金属が衝突したために起きた甲高い劈き音。
一つは言うまでもなくアスの大剣。
一つはダルタニアの右脇を護るように突如現れた紅い刀身の片手剣。その柄を握るのは当然ダルタニアの左手。
渾身の一撃を防がれたアスは防がれた事よりも何よりもダルタニアの握る剣に注視していた。
「そ、その剣は……!」
「ふぅん?貴方……気功術が使えるのね。一時的に自分の力を爆発的に向上させる技術……なるほど、それならあの跳躍力もこの一撃も納得ね」
「レーゲルヴァニア……!何故お前がその剣を……⁉︎」
「あら?声が掠れているわね。喉が渇いたのなら沢山呑むといいわ。ほぉら!」
ダルタニアに一撃を受け止められた腕を掴まれ思い切り振られてミスリス湖に投げ飛ばされるアス。
ドボォン!っと水柱が上がりアスは湖底目掛けて沈んでいく。
「アス!」
「さてと。あとは貴女一人。さぁいい加減に覚悟を決めて。私、こう見えて忙しいのよ」
「……死ねない!覚悟を決めろと言うなら生きる覚悟を決めるわよ!」
「……その無様な位しぶとい気性は嫌いじゃないけど貴女と私じゃ実力に差がありすぎるわ。だから早く死んで欲しいのだけど?」
ふぅ、と一つ溜息をつくといまだ憎々しくも反抗の瞳に更に強い意志を宿らせる目の前の少女に一つ聞いてみる。
「……どうして?」
「え?」
「どうしてそんなに生にしがみつくの?生きるも死ぬも。それが運命だからと諦められないの?」
「私にはやらなきゃいけない事があるもの。運命があるっていうならきっと私はまだここで死なないって事ね」
「やらなきゃいけない事?」
「……神滅者ラドルを監視して神罰を与える事。それが私の使命」
「……なんだと?」
途端にダルタニアの口調が変わる。
女性らしい言葉遣いが一変、乱暴な物言いに変わる。
その異変にエティアは戸惑いを隠せずにいた。
「な、なに?」
「お前が!お前如き矮小な虫ケラが!ラドルに、神滅者たる彼に神罰を与えると言い放ったか!この……畏れを知らぬ卑小な小娘がぁっ!!」
ゴウッと今までの比ではない熱量が辺りを包む。
その力は正に火龍の異名に相応しい火力と圧力。その言葉一つ一つに凄まじいプレッシャーを与えてくる。
ラドルの名を出しただけでこの変貌。
その炎熱が湖を、緑を焦がしていく。
さすがのエティアも絶対的な力の差に足が震える。
だが決めたばかりだ。
生きると。
ならばせめて意地は貫く。
でなければ兄貴分の男に呆れられる。
父に叱られる。
彼に笑われる。
そう誓ったなら。その誓いを闘手甲に乗せよ。それが武僧だと教わった。
故に。
武僧の証を前に突き出して半身の構えで気概を見せる。
その姿を見て殊更苛立ちを募るダルタニアのこめかみに青筋が浮かぶ。
ピクッと口端が引きつる。
「気に入らない!気に入らない!気に入らない!気に入らない!気に入らない!気に入らない!気に入らない!気に入らない!気に入らない!気に入らない!大多分に!気に入らない!」
かつて見せた女神の如き嫋やかな仕草や表情はもはやどこへ行ったのか。
その容貌はすでに本当の獣と変わりない。
黒い双眸は怒りを宿り、紅い唇は獣のように敵意をむき出しにし。そして燃え盛る炎は。再び龍の姿を模っていた。
それに対してエティアはあらんばかりの魔力を闘手甲に篭めて防御魔法を唱える。
『慈悲深く我が盾となりし神の護りよ 開け 閉じよ 神の愛は無限なれども 異形なるものの存在は許されず 聖なる光は我と共にあり 聖五光幕』
エティアの身体からダルタニアの炎に負けぬ程の白い魔力を溢れさせる。
光の神々による強力な防護幕を身体に纏ってダルタニアに対峙する。
ダルタニアの熱とは裏腹に暗く冷たい瞳が光る。
左手の赤い炎の剣を一つ円を描くように自らの頭上で停止させると彼女に傅いていた火龍がその剣に吸い込まれるように宿る。
龍が居なくなった瞬間、その場は夏の日差しが差す場でありながら茹だるような熱はなくなり戦ぐ風が汗を薙いでいくのが心地よい。
だがそれまでこの場を支配していた熱の全ては彼女の持つ剣が内包していた。
そんな剣を上段から大きく鋭く一刀、一閃する。
「死ね!卑小者!秘炎刃、炎龍咆哮焦!」
目に見えない、だが熱量による大気の歪みで視認できる熱の波。
その波が放たれた後はボッと青々しい緑の絨毯が次々と炎を纏い紅く染まっていく。
その熱波が勢いよくエティアに届いたその時。
ドゴォォォンッ!!
小規模ながら火山噴火の様に全てを巻き上げて黒煙を生み出す。
その黒煙が晴れるのを待つダルタニア。
一発大技を放って溜飲を下げたのか、先程までの獣貌はなりを潜め、涼しい顔で一陣の風を感じながら爆発の中心地を見やる。
その場には。
神の防護のもと、強力な防御幕を身に纏ったエティアは。
爆心地で蹲るように倒れていた。
身体のあちこちを酷い火傷を負いながらもまだ何とか息がある。
「う、うぅ……」
ジャリ、と一歩一歩また近づく足音。
エティアは完全に気を失っている。
そんな戦闘不能のエティアを上から見下すダルタニアは再び剣を握る。
「まだ息があるのね。……本当にしぶとい」
「ま……待て……!」
不意にかかる声。
その声の主は湖の水位が大幅に下がった為に何とか泳ぎ着いたアスだった。
「……ふぅ、貴方もしつこいわね。……で?貴方もラドルを追っているの?」
「……いや俺はあいつとは旅を共にしているだけだ」
「ああ、じゃあ貴方たちね。ラドルの連れ合いとは」
「……知っているのか、俺たちを」
「知らないわ。でも私はラドルの事ならなんでも知っている。例えばコレ」
と言って右手の小指を立ててアスに見せる。よくその小指を見ると火の様な揺らめきがユラっと揺れる。その先は途中で切れているように風に靡いていた。
「……なんだ、それは」
「『緋(火)の糸』と言ってね、ラドルにすら気づかれずに彼に対して不穏な要因が認められたら切れるの。今回この糸が切れたから何事かと思ったけど。とんだ肩透かしだったわね」
アスはゴクリ、と喉を鳴らす。
ラドルに気付かれずにそんな技を仕込むとはこの女の追従ぶりは少しどころのものではない。
異常とも言えるその信奉振りは空恐ろしいものを感じた。
「大体、貴方たちラドルと共に旅をしていると言うけど……彼の事、何も知らないのね。彼の力。彼の関係者。彼の身体。彼の神。そして……彼の過去」
「……確かにな」
「まぁ知ったところでどうにもならないわね、だって貴方も此処で死ぬんだから……」
その時。
東の空に伸びる一本の魔力収束波。
あれだけの純魔力を扱えるのはそうはいない。
それを確認したダルタニアは目に輝きを増す。
「ラドル!あそこにラドルがいる!待ってて、今行くから!」
そう叫ぶと。
魔力の放出を惜しむ事なく飛翔魔法によりその場を後にして消え去るダルタニア。
独り残されたアスはぶはっ、と一息吐き出すとその場に腰を落とす。
そして一言。
「あいつは一体……なぜあの火剣レーゲルヴァニアを持っている……!あの剣姫エステリアの剣を。一体お前は今どこで何をしているんだ……!」
ひとりごちたアスは一つ溜息を漏らすと未だ気を失っているエティアを担いでまた教会都市に向かう歩み始めた。
第41話アップします……!
やってしまった……。
更新に2週間もかけてしまいました。反省。大いに猛省。
一人でも待ってくれている方がいる以上はこれだけ待たせてはいけないですね。
次回はもっと早く上げるように努力します。
これからもよろしくお願いします!
感想評価も合わせてお願いしますね。
ではまた次回〜☆




