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プロローグ

初めましての方が多いと思います、蓮根画伯です。

この作品は「時間」をテーマに書かせてもらいます。

皆様に楽しんで読んでもらう事また、何かを感じ取って貰える様に頑張ります!

これから、宜しくお願いします。

 ここは星が一番良く見える街「天野町(あまのちょう)」。この街にはこれと言ったモノは無く、田んぼばかりだ。俗に言う田舎だ。しかしド田舎と言うわけではない。一応、都会の様にビルが沢山建っている場所も、人口密度もそこそこ多い。しかし、この街に漂う空気はとてもゆっくりと感じられる為、心が和むのだ。落ち着けるのだ。

  この街にはこれと言ったモノは無い。しかし、地元の人達の間では有名な場所があった。それは天野町の北の方角にある7つの小さな山が連なる山脈だ。地元の人間はその山脈を「北斗山(ほくとやま)」と呼ぶ。

 理由は単純だった。北の方角に山が7つ連なる、つまり北斗七星に似ているのだ。だから「北斗山(ほくとやま)」。

  しかし、北斗山は余りにも小さいので1日あれば行って帰る事は実に容易い。そしてその山には昔話があった。それは北斗山の7番目の山の頂上には大きな古時計が建っていて、その古時計には神様が宿っておりこの街を見守っている、と言う話だ。


ボーン…ボーン…


 天野町に古時計の音が木霊した。町中の時計は夜の12時を指している。何処からか聴こえてくる古時計の鐘の音は静寂の天野町を優しく、そして寂しげに響き渡った。


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