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3話 これからの日常

学術棟3階、第二講義室。

何とか授業に間に合った僕たちは開いている窓際の後ろの方の席に座った。


授業の内容を済ませた先生は、余談にと、今回のアイリス実地試験についての説明をしていた。


アイリス実地試験とは、2年次から始まる実地訓練の適正を見るためのテストである。

実地訓練とは文字道理、クエストと呼ばれる様々な問題を解決してくると言うものだ。

クエストは今回の試験で適性があった場合は自由に掲示板から受けれるようになり、解決する毎に報酬としてトライアルストーンがもらえる。

トライアルストーンは、成果を出した者に支給される。

成果とは、テストで点数が良かったり、賞を貰ったり、新発見したりだ。

トライアルストーンの用途としては、インフィニティーの中ではお金の代わりに使うことが出来たり、ブレーカーという学内のパスポートのような物の発行に必要だ。

しかも、2年から、3年に上がるためには一定以上のトライアルストーンが必要なため、集めなくては留年は免れない。

もちろん、クエスト以外でもテストの点で一点突破で昇級していくものもいるが、あまり現実的とは言い難い。

よって、あまり勉強したくない僕としては、今回の試験は必ずパスをしておきたい。


「今回は初めてとなる、実地試験です。といっても1階のクエスト掲示板に張り出されているクエストをどれでもいいから一つ解決すると言う簡単なものなので、腕ならしだと思って落ち着いて解決してください。各自掲示板を確認し教務科に申請してくださいね。また今回の試験は7人までパーティーを組んでもいいので、その点も考慮してがんばってください。」


7人か…。


知り合いの顔を思い出してみるが、どうも癖が強いのが多い。


隣に座っている春夢はものすごい魔法が余り上手ではない代わりに、学校で習って居ない仙術、妖術が、ずば抜けて得意だ。

それを魔術代わりに代用して学年主席という地位を築いている。

そして生徒会のグループに属している。

すこぶる誘い辛い。


ため息をつきつつ辺りを見渡す。

すると、前の方席に着いている腐れ縁の友達が目に入る。

湖澄だ。

こいつもいいやつなんだが…

成績優秀、魔法もそつなくこなす。剣も上手。その上貴族様。

オールマイティーとは彼のためにある言葉。

うーん、何でこいつと友達なんだろう。

湖澄もギルドの上位グループに属していた。

たぶん向こうから誘ってくれるだろうが、足を引っ張りたくないのでもうパーティー組んじゃったと言って断わろう。



この学校は得意分野などでグループが出来上がっているようなので、どうもさそい辛い。

特出したステータスが無い自分は逆にはみ出し者なんだなあと改めて実感してしまう。


そんなことを考えていたら昼休みのチャイムがなってしまった。

久々の更新。

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