表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

後悔

1~4時限目は全てを睡眠に使ったおかげで、午後はスッキリとした気分だった。

朝、本由良が僕と登校した気がするが、きっと夢だったのだろう。

午後の授業も終わって、すぐに例のゲームがしたいので家に帰ろうと、生徒玄関へと向かう。

「溝呂木、今日は部活来ないの?」

玄関掃除をしていた玖波に見つかった。

「例のゲーム、早くやりたいんだよ」

ニヤニヤしながら玖波に言うと、玖波は持っていた箒を落とした。

「おい、溝呂木・・・お前、マジで言ってんの? あれ、やってんのか!? 今日お前の家行って良い?! いや、お前は待たなくて良いよ! これ終わったら俺もすぐに追いつくから!!」

返事を返す前に勝手に僕の家に行くことが決められた。

「あんたたち、一つ屋根の下で何しようって言うの? また私の妄想のネタにされるわよ?」

掃除が終わった虎姫も、そこにいた。

「まあ、久々に三人で僕の家に来るのも、悪くないかもなあ」


結局、玖波の掃除が終わるのを虎姫と待つことになった。

その時、虎姫がまた本由良の話をし始めた。

「ねえ、今朝聞いたんだけど、溝呂木、今朝は本由良と登校してきたんだって?」

「ん? それ、夢の話だろ? お前に話したっけ?」

「目撃者、いっぱいいるよ?」

嘘だろ・・・?あれは、夢じゃないのか?

「な、なあ。僕って、学校内だとそこまで有名じゃないよな?」

虎姫はジッと僕を見てから、目を逸らして言う。

「・・・この際だから言っておくけど、あんたは、ゲーマー溝呂木って言われてるくらい有名だからね?」

「そ、それ玖波とお前が勝手に考えたあだ名じゃないの!?」

「誰かが言ってたから、それに私たちが乗っかっただけだけどね。それで、何で本由良と一緒に登校してたわけ? 夢の内容で良いから話してみてよ」

虎姫に夢のことを話した。

「あーあ。もう、あんた手遅れね。本由良に気に入られちゃったね」

気に入られたら、何か起きるのだろうか。あまり気にはならないが。

そう言えば、夢で本由良は図書室に来いとか言ってた気がするけど・・・

「なあ。今朝、夢かもしれないけど、本由良に放課後、図書室に来いって言われたんだけど、今からでも行くべきかな?」

虎姫は目を見開いている。

「本当に言ってんの!? もうあんた終わりよ!!」

「ちょっと、声が大きいって・・・」

そこに掃除を終えた玖波が来て、虎姫は提案する。


「じゃあ、溝呂木。とにかく図書館へ行ってみて。何されても良いように、私たちも近くで見てるから」




つづく

2ヶ月ぶりの投稿になりました。

こっちの方はネタを忘れたりしていて、最初考えた話とは、違う話になりそうです。

また不定期更新が続きますが、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ