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プロローグ 『何をもってフェミニストなのか』

フェミニスト。それは多様性を重視し、真の法の下の平等を体現させたい人のことを指す。こう言えば多少人聞きは良い。でもさ、平等が生まれないのって結局誰のせいなんだ?


そう言うけど、俺は人を助けたいのか?平等にしたいのか?

多分俺がフェミニストでいる理由はそんな綺麗事的な意味じゃない。ただきっと目立ちたいだけの人間なんだ。


俺はこの世界を生きて生き抜いてフェミニストでいるもっと正しい理由が欲しい。そんな浅薄な理由を持って俺は今日も檀上ヘ立つ。


目の前に観客がいる。そう観客だ

俺の主張を自ら聞きたいと能動的に動いている観客。そう考えると体がゾワゾワして来た。

この広い部屋に、人に、声を響かせる。


全ては世界のために



「来ていただいて光栄です。

本日は、ワーク・ライフ・バランスについて、

共働き世代の家事分担率は依然とし━━


スパァンッッ


は?腹部に鈍い衝撃を受けた。おいおいおいなんなんだこれ


自分の腹部を見る。ソースをこぼしたようにそれが取れないように、濃い赤い液体が俺の灰色で鮮やかなスーツに染み込んでいく


高かったんだけどな、俺はあまり気にしていない。

なぜなら早く共有したいからだ。自分の考えを、


後頭部に衝撃を感じた。倒れたんだ。意識が遠のいていく、死んでいくのか?は?世界を変えれないまま?じゃあ誰が変えるんだよ。どう変えるんだよ!


会場がザワザワしている。何を喋ってんだ。俺の話を聞け……このままでは……

立ち上がれ立ち上がれ!最期に!


勢いよく姿勢を直し、マイクに手を握ったそして力をふりしぼり


「全て国民は法の下の平等! お前らは意識が足りない!動くんだ動かなければこの国は帰られない!俺が先導するのはもう無理だ。てめぇらの心にフェミニズムがあらん…ことを!世界を変えて…くれ」


と、遺言を残し田所渚は倒れた。

次回 第1話 「フェミニストとして、人間として」


一応転生ものです。次回転生まで行きます。

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