あくと ろくじゅ うきゅう
【閲覧注意】「閲覧注意」『閲覧注意』《閲覧注意》
見守ってください、お願いします
みまもってください、おねがいします
おねがいします おねがいします おねがいします
ざ ん こ く ?
痛い
痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
「……れ…………ぁ……?」
目の前に倒れる友達の姿
あの夜に語り合った顔じゃない
共に訓練してる時の今にも倒れそうな顔じゃない
たまに気分が悪いのか赤くなる顔じゃない
あの顔は
あの日の先生と、同じだ
「あああぁあああぁぁああああぁぁあああああぁぁあああああああああぁぁっあぁぁああっぁああああああああああああああああ!!!!!!!!」
どんなに動いても体は動かない 動くたびに激痛が走る
何も出来ない何も出来ない何も何も何も何も
目の前で友達が倒れてるのに
血が沢山でてるのに
ころ されてる のに
「ああああああああああああああああ〜♡♡♡♡
いいっ!いいっいぃぃいい〜っ♡♡♡♡その悲鳴!」
キュララは響音の顔にさらに近づくと
頬を強引に掴み、口の中に強引に舌を入れる
「んぐっ!?、ぐっ!ぐーっ!」
舌を噛まれ、さらに出血する
キュララはそれを舌と唇で吸い尽くす
数十秒の貪るような接吻のあと、キュララは感嘆の声を上げる
「イッ……ぎゅぅ〜♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
キュララは悶絶しながら床にへたり混み──
やがて彼女の下は水溜まりが出来ていた
「うわ、、マジかよ、オイ……」
キュララの行動に強く引くゴウゼンは少し離れる
「…………さいこぉ♡こんなの……癖になるよぉ♡♡♡」
決めたッ!この子連れくっ!毎日この子の血を飲むんだ
から!♡毎日目の前で知り合いを殺せれば……!」
鉄とアンモニアが混ざった空気の部屋に響音は
耐えきれず戻す、キュララはその吐瀉物さえも愛おしそうに眺める
「オイ!それはさすがにやめろって!」
「そんなぁ♡でも、あといっかい、あといっかいくらい……あ♡そうだ、ゴウゼン」
キュララは動かなくなったレアを持ち上げると響音の前まで持ち上げる
その瞳は黒くにごり、目元は定まっていなかった
「燃やしちゃっていいよ、この子♡」
「は……?」
「おお!最近人を燃やせてなかったからな!オイ!」
ボゥ──とレアの体から火が上がる
彼女の綺麗だった肌から、髪の毛から
全てを無かったことにするように、燃え盛る
「やめろ……やめろッ!やめろ!!やめろやめろやめろ!!!!やめろよッ!!!!!!!!」
響音の声は誰にも届かず、ただただ目の前で燃やされてあく、肉の焦げた匂いが響音の鼻を襲う
髪の毛の先は燃え尽きてポロポロと落ちていた
響音の顔は、ぐちゃぐちゃになっていた
涙は蒸発し、跡がついていた
「……ぃ……ね…………さ……」
「れぁ……!っ!っ!レアっ!?」
あまりにも小さい、掠れた声が聞こえた
それは目の前のレアの言葉だった
「…………………………す………………き…………」
「ぁ……」
──目の前にあるのは、黒く焦げた
ジメンニオチタ ソレハ ウゴクコトナク
ダンダン クズレル
「きゃ〜♡好き!?好きって言った!?
ホントだったんだ!ヒビネの事が好きなんだ!」
「あっ♡そうそう!♡私ね、人の記憶を読めるんだ♡」
きゃいきゃい、とキュララは響音に話しかける
「そしたらね♡君のことが大好きだったんだって!この子!よく話しかけてくれて、優しくしてくれて甘酸っぱくて……♡見ててイライラしちゃうくらい!」
「だから響音って子が来て、目の前で殺したら美味しくなるかなって♡でもそしたら!君の方が圧倒的に美味しくて美味しくて……♡♡♡」
「痛かったよね?ごめんね……?♡大丈夫!すぐ治して……そうだ!みょんちゃん呼ぼう!すぐ治してくれるよ!」
目の前のコイツは何を言ってるんだ
何を考えてるんだ、何をそんな嬉しそうなんだ
目の前で殺された、焼かれた
何をした?コイツは
「……なんで……こんな事、するの……?」
「えっ♡なんでって……」
キュララは考えるようなポーズを少しした後
ペロリの舌を出してウィンクした
「なんだっけ?忘れちゃった♡」
何も考えられない 何も出来ない
涙すら出ない 己の無力さを嘆くことも
ぼ く
そ ん ナ に わ る い コ と し た ?
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─────────────────────────おい
何してんだ
なに 奪われてんだよ?
起きろ
てめぇ、俺の息子だろうが
奪い返せよ
だれ……?
あ?忘れたとは言わせねぇぞ
おねがい……もう放っといて……おねがい、おねがいします
ふざけんな、こんな事されて黙ってられるか
ぁ──
「……おと……ぅ…………さ……?」