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傷まみれの旅人  作者: へびうろこ
第三章 「中級警戒区域合宿」
62/81

Act59 『十ノ厄災』について(資料から抜粋)

わたしたちは罪を犯しすぎた

摘みすぎた、食いすぎた、殺しすぎた、笑いすぎた

我々は受け入れる、十の厄災を

爛れた人の罪が消え去ることは無い

罪によって世界は終わる 新たな芽が咲くその日まで

罪によって世界が変わる また新たな罪が執行される


────年前


アノセ ──にて

大陸に巨大な6つの目が出現 近隣村住民 退避


・地面が割れる、13にわたる村が飲み飲まれ

死者数 54 行方不明 21 生還者3

生還したうちの全員が「罪を犯しすぎた」と供述


・10日以内生還者全員が自死 全員自身の切り取った小指を口の中に入れた状態で死亡していた


──年前

アノセ 4大国立国

海上にて、風が発生 観測中


海上上空に、大量の暗雲の出現


海域付近 森林 森林内村 全体を巻き込む形で

風害が発生、避難先の壁に住民が打ち付けられ全員死亡


アヴェルニア王国 地下保管室 『エルドラシルの書記』

68頁 1部欠損 以下場所にて創造修正版記載▶︎5 右棚


森が泣いてる!?森が腐ってるよ!

──(解読不能)!住民じゃないかな、手が長い……!


ヴァル── 再生した

── ────した、涙が止まらない、


目が取れた、腐り落ちた


ン──ずっと寝ながら何か言ってる

『私たちは──すぎた、罪を』の繰り返し……


おそらく目を合わせちゃダメだ、タイ──

──なら行ける?


まだ森がない──

潰し掛けた、悲鳴をあげてる、許せない!

体が崩れ落ちた、とんでもない声してたよ


────の目は治らない……彼、大笑いしてるけどさ

中央大陸に1度戻ろうかな?


・アヴァルニア王国 王室 『エルドラシルの書記』

抜粋頁修正済み


寒冷季 シダーヴの森内にて

背丈 350尺 手足が異常に長い「大木」のような生命体

スティアノア大聖女『スティアの書』に記された

『十の厄災』のうち『崇拝せし大木の神』だと思われる


シダーヴの森内を「禁忌指定区域」として立ち入りを正式に禁止する事を承認する


・エルドラシルの書記 680頁


スティアノア様がアノセの全土に【十の厄災】の事を発表してたよ!でも大丈夫かなぁ……

言っちゃダメ!って所なんないきたくなるんだよね〜


てか私たち十の厄災のうち1人を倒したんだ〜

凄いことじゃない!?

でも……ヴァルテンの目は無くなっちゃったし……


スティアノア様もどうにも出来ないって

光の魔術の純血ならって言ってたけどそんな人はいないだろうしなぁ〜


・エルドラシルの書記 3冊目 20頁

えっ!?タイタン一人で厄災倒しちゃったの!!?


調べたけどタイタンが倒した厄災

【海喰らう虚ろの人形】……

え、海の中入って倒したの!?すごいね!


タイタンの頭撫でようとしたら逃げちゃった、かーわい


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