20歳の旅立ち
第9話です!!書き方をかなり変更しました!!読みにくかったら申し訳ございません!!是非読んでいってください!!
ダッ
シルヴァがゴーレムに向かって走り出す。
「おら!!」ドォン
シルヴァがゴーレムの足を強く殴った
「うぉぉぉ!!!」ゴーレムが蠢く。
「ふっ!ふっ!ドリャぁぁ!」
ワン、ツー ワン、ツー。シルヴァが手数で攻めていく。
「ぐぉぉぉ!!!!」ゴーレムが右腕を大きく振り上げる。
ドォン!!!!!! 轟音と共にゴーレムの巨大な腕がシルヴァを振り払った。
「???」ゴーレムは困惑した。振り払ったはずの腕がシルヴァの場所で止まっていたのである。
シューーーーー
ゴーレムの攻撃をシルヴァが止めた。
ニカッ シルヴァが笑う。
「ふんっ!!!」シルヴァがゴーレムの腕を蹴り上げる。
「決めるぜ」そう言ってシルヴァは右腕に魔力を溜めた。
ズズズ 黒く染まった右腕にはタトゥーのような模様があった。
とっ シルヴァが高く跳ぶ
「悪魔の一撃」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
爆音と共にゴーレムは粉々となって、消滅した。
「うしっ!!」
ぱちぱちぱちぱち
リーファが拍手をする。
「合格です」
「やったぜ」シルヴァはピースをしながら笑った。
「約束通り、これからはシルヴァさんを旅のメンバーとして、連れていきます」
「オーケー」
「それより、すごいですね。たった1ヶ月でここまで成長するなんて、、、かなりの才能ですよ、、、」
「ありがとうございますぅ」
シルヴァが照れながらも笑った。
ーーーーーーーーーーーー
「それでは旅の説明をしていきます。もう明日から出発しますからね」
「おっおう、、、早いな、、、」
「「善は急げ」ですよ。早めに行動しないと、、、
あの魔法達はあるだけで危険ですからね」
「なぁ。その失われた魔法ってどんな魔法なんだ?その魔法にも精霊魔法ってあんの?」
シルヴァが修行中に説明されたことを思い出しながら尋ねた。
ーーーー修行中ーーーー
「まず私達の魔法には5つの基本属性があります。これはこの前教えた通りです。」
「あぁ、「火」、「水」、「木」、「風」、「土」
だろ?」
「はい、合ってます。さらに魔法には、
「初級魔法」、「中級魔法」、「上級魔法」、
「精霊魔法」があります。「精霊魔法」クラスに
なると、使える人はかなり限られてきますね。」
「リーファは使えるの?」
「当然!!」
リーファは誇らしそうな顔をした。
「さらに魔法使いは基本属性以外の魔法も使えるようにします。例えば、「雷撃魔法」とか」
「へぇ〜色々あるんだな」
ーーーーーーーー
「ロストマジックにも、精霊魔法クラスの技はあるはずです。ですが、これはそう簡単にも使えないと思いますよ」
「なるほどなぁ、、、ところで旅ってどこ行くんだ?
場所分かんの?」
「えぇ一冊の場所はわかってます」
「どこ?」
「テリスト王国です」
「へぇ〜じゃあテリスト王国に行くのか」
「いえ」
「え?行かないの?」
「はい。まず私が欲しいのは情報と仲間です」
「仲間って、、、俺の時は一人で行こうとしてたじゃん、、、」
「えぇ。でもシルヴァさんと修行して気が変わりました。今後どんな魔獣や敵と出会うかわかりませんから」
「じゃあ、どこ行くん?」
「クラリスです。」
「クラリス、、、ってどこ??」
「ヴァリオス王国とアーバス王国の間にある小さな都市です。ここではアーバス王国とヴァリオス王国の人が利用する都市なので物、人で溢れているんです」
「ほぇ〜じゃあクラリスに向けて出発だな!!」
「はいっ」リーファが笑った。
「あっ!!」シルヴァが思い出したように言った。
「どうしました?」
「今日!!リーファ20歳の誕生日だろ!!」
「あっはい、、、そうですけど、、、」
「なんだよ!!テンション低いなぁせっかくの20歳なんだから、祝わなきゃ!!」
「いいですよ別に、、、20歳はそんな特別でもないですし、、、」
「ダメだよ!!」そう言ってシルヴァは指を鳴らした
ブォ シルヴァの手のひらに小さな炎の花ができた。
「おめでとう!!」
「ふっ」リーファが微笑む
「ありがとうございます!!」
笑った彼女の顔はどんな闇でも照らしてくれる太陽のようだった。
ーーーーーーーーーー
コッ。コッ。コッ。階段をゆっくりと上がる。
コッ。コッ。コッ。暗闇の中の階段を上がる。
トッ 階段を上がり終わり、扉の前に立つ。
ギィ 扉が開く
「失礼します」 男が言った
「おせぇなぁおい!!!」
「まちくたびれましたよ。」
「遅刻」
暗闇の中から複数の声がする。
「テスラ。いつからお前は私にそんな口をきけるようになったのだ?」男が言った。
「あぁ?」
「てめぇはいつから、会議に遅れられるご身分になったんだぁ?」口調の荒い男が言う。
「こらこらやめんか!………まっく最近の若いもんは、、、」老人らしき声が言う
「始めるぞ」
ある男の声により、全員が静まった。
「お願いします」男が言う。
「魔王様」
20歳の旅立ちend
「第一章 始まりの1日 完」
ご精読ありがとうございました!!第一章完となります!!コメント、評価、ブックマークもよろしくお願いします!!