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転移した先は俺の漫画だった  作者: 安葉 出雲
始まりの1日
8/48

1ヶ月振りだな

第8話です!!是非読んでいってください!!

スッ リーファが杖を振ると、地面からもりもと、岩が溢れ出て一つの巨人のような形となった。

「シルヴァさんには、1ヶ月でこれを倒してもらいます。」リーファが言う。

「現状のシルヴァさんの魔力を見たところでは、この「ゴーレム」を倒すのは厳しいでしょう。しかし、これくらいを倒せるようにならないと認められません。」

「よーしわかりましたよっと!!」ドン!!

シルヴァが全力で「ゴーレム」を殴った。しかし、ゴーレムはびくともしない。

ブン!!ゴーレムが右手を振り下ろす

「うぉっ」即座にシルヴァが左によける。しかし、ゴーレムの左腕が即座にシルヴァを捉えた。

「がはっ!!」シルヴァが吹き飛ばされ、地面に転がった。

(うっ動けねぇ!!)

「魔力で防御しなければ死んでしまいますよ。

ゴーレムは高い攻撃力と防御力がうりの魔獣です。

不完全な魔力操作では永遠に勝てませんよ。」

リーファが言う。

「はぁはぁはぁ」シルヴァがゆっくり立ち上がる。

ズズズ シルヴァが目に魔力を込める。

「力」   「B+」

「耐久」  「B+」

「スピード」「C+」

「魔力」  「F」

「魔法」  「F」

(なるほど今の俺には強敵だな。)

「出し惜しみはなしだ!とりあえず使ってみるか」

ズズズ ぐっ シルヴァの右腕が黒く染まる。

「!!」リーファが驚きの表情を浮かべた。

「うぉーー!!」シルヴァが右手に魔力を込め、

ゴーレムの中心の岩に殴りかかった。

ドン!!!!爆音とともに、ゴーレムが大きくのけぞった。

(これでも倒れねぇのかよ!!だったら、もう一発

、、、)

ビキビキビキビキ

「ぐあっ!!」突如シルヴァの右腕に激痛が走る。

(痛ってぇぇぇ!!!!!)思わず苦痛の顔を浮かべる。

ドスン、ドスン ゴーレムが近づく。

「くそ、、、!!」ゴーレムが腕を振り上げる。

フッ 

ゴーレムが突然消えた。

「!!!!」シルヴァが目を見開く。

「今日はここまでです。」リーファが言う。

「あっ、うん、、、」

リーファがシルヴァの右手を見つめている。

「シルヴァさん、あなた、、、」

リーファが目線をシルヴァの目に変え、言う。思わずシルヴァは息を呑んだ。

「ダブルだったんですね!!!!すごいですよ!!!!」リーファが驚きながらも笑顔で、シルヴァの手を取った。

「えっ、、、??あっはぁ、、、」シルヴァが戸惑った。

「すごいですよ!ダブルなんて、私初めて見ましたよ!!」

「ダブル?」

「はい!!スキルを二つ持っていることをダブルと言うんです!!この前シルヴァさんが話してくれた、スキルとは全く別のスキルなんですね!!」

リーファが興奮気味に言った。

「あぁそうなんだ、、、」シルヴァが戸惑いながらも笑顔で言った。

(これが二つ目のスキル、、、威力はかなりあるが、連発はできないな、、、しかもまだ未完成。記憶のとはまだ到底追いつかないな。)シルヴァは記憶のスキルの大まかな能力と名前を思い出していた。

悪魔の右手(ディアブロス)

「え?」

「俺のこの二つ目のスキルの名前なんだ。」

悪魔の右手(ディアブロス)、、、悪魔ですか、、、

随分と物騒な名前ですねぇ、、、」

「あぁいいんだ。これが1番合ってる。」シルヴァが右手を見ながら言う。

(これを使いこなせるようになれば、、、)

「よし!!修行の続きだ!!」

「わかりました。それでは魔力の基礎からやっていきますよ。」リーファが言う。



ーーーー1ヶ月後ーーーー



「もう1ヶ月か、、、早いな。」シルヴァが言う。

「そうですね。いよいよ今日が約束の日です。

今日倒せなかったら、旅には連れていきませんからね!!」リーファが言う。

「わかってるよ」

スッ リーファが杖を振ると地面からゴーレムが出てくる。

「よう、、、1ヶ月振りだな、、、」シルヴァがゴーレムを見上げながら言う。

(まさか、あれから()()もゴーレムと戦わなかったなんて、、、)

(スコープ)!!」シルヴァが目に魔力を集める。

「力」      「B+」

「耐久」     「A」

「スピード」   「B」

「魔力」     「F」

「魔力操作・出力」「F」

「魔法」     「F」

「おっ!あの時より強くなってんな!」

(リーファの強さによって変わるものなのか?)

ドスン、ドスン ゴーレムがシルヴァに歩み寄る。

「いいぜ、、、俺の成長、見せてやるよ!!」




「シルヴァ・アルテイウス」

「力」      「A」

「耐久」     「B」

「スピード」   「B++」

「魔力」     「A」

「魔力操作・出力」「A」

「魔法」     「D」


1ヶ月振りだな end

ご精読ありがとうございました!!

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