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転移した先は俺の漫画だった  作者: 安葉 出雲
始まりの1日
4/48

説明しよう!

第4話です!是非読んでいってください!

夕焼け、日が落ちていき、空がオレンジ色に染まっていく。

(もう夕方か、こんな考えごとをしたのは久しぶりだな、、、)

ガチャ

(おっ、帰ってきたか。)

「よっ」腰を上げ、部屋を出る。

たったったっ

階段を降り、リビングに向かう。

「どうしたんですか?」リーファが言う。

「いや、なんか手伝いをと。」紅葉が言う。

「別にいいですよ!!ゆっくり休んでてください!」リーファが言う。

「いえいえ、なんか手伝わせてください!」紅葉が言う。

「ダメです!客人は休んでください!!」リーファが強く言う。

「うっ、、、分かりました、、、」紅葉が折れてしまった。

「じゃあ私の話相手になってくれませんか?」

たどたどしい、紅葉を見てリーファが言った。

「最近、人と話してなかったので」リーファが明るく言う。

「いいですよ」紅葉は助かったと思った。流石に料理ができるまで黙って待っておくのは、気まずかった。紅葉は椅子に座る。

「シルヴァさんはどこから来たんですか??」

リーファが何かを切りながら尋ねる。

「あっ、、、えっと、、、そのー」紅葉が戸惑う。

「?」リーファが首をかしげる。

「実は、、、覚えてなくて、、、」紅葉が言う。

「えぇ!!……記憶喪失、、ってことですか?」

リーファが言う。

「まぁそうですね、、、」紅葉が言う。

(まぁところどころは覚えてるんだけどね。)

「だから、この世界のことを説明してくれませんか?」紅葉が頼むように言う。

「わ、、、分かりました、、、」リーファが料理の手を止め、椅子に座った。

「とりあえず、基本的なことから、私たちの世界は魔力でできています。この魔力の元となっているのが、魔力素まりょくそ。私達には一人一人に魔力が宿っています。」

ズズズズ

突如リーファの周りにオーラのようなものが纏った。

「このように、魔力を使うことで、身体強化や、魔法を使うことができます。魔力は普通では、不可能なことを可能にします。魔法は魔力に属性を付与して、放出するものです。これで、ただ魔力を放出するより、強く放出できます。魔法は非常に応用がきくもので、「火」、「水」、「木」、「風」、

「土」の5つの基本属性から成り立っています。」

ぐぐぐぐ ボッ

リーファの手のひらで炎が現れた。

「そして、私達には魔力以外にもう一つ力があります。」

炎を消して、リーファが言う。

「それが能力(スキル)。」

能力(スキル)、、、」紅葉が呟く。

「はい。能力(スキル)です。スキルは、一人一つ所有しているもので、生まれた時点から持っています。スキルは世界を変えてしまう危険なものもあり、魔力素を多く含んだ植物や動物を「魔獣」と呼びます。シルヴァさんが会った、ウィーブルウッドも魔獣の一つです。」

リーファが説明する。

「なるほど。」紅葉が言う。

「次に、この世界の土地のことです。」

リーファが世界地図らしき物を取り出す。

広げられた地図には、五つの国があった。

「私たちは世界のことを「シーファ」と呼んでいます。そこから、五つの大国から成り立っているのです。」

「まず中心から、」リーファが中心の国を指して言う。

「「シーファの中心」 アーバス王国」

次に中心から、左上の国に、指さす。

「「雨の降る国」   シダリア王国」

続けて、左下の国に指をさす。

「「自然の国」   ヴァリオス王国」

次に、右上の国に指さす。

「「文化と神の国」  テリスト王国」

最後に右下に指をさす。

「「戦の国」      シデン王国」

リーファが丁寧に説明する。

「そして私達が今いるこの場所は、ヴァリオス王国とシデン王国を繋いでいる、リーシア高原です。」

リーファが地図をなぞって、説明する。

(なるほど、確かに俺が、考えた、、、のか??)

「これが私達の基本のことです。」

リーファが言う。

「ありがとうございます。何か少し思い出したような気もします、、、」紅葉が少し笑顔で言う。

「とりあえず、これでも読んでてください。」

そう言って、リーファは「魔導書」と書かれた本と、「シーファの全てと歴史」と書かれた二冊の本を渡してくれて、キッチンに戻っていった。

「夕飯を食べ終わった後に、魔力とスキルの説明をもっと詳しく話します。この世界で魔力のことを知らないのは、危険になりますからね。」

そう言ってリーファは料理を再開した。

()()()か。俺はどんなスキルだったかねぇ?)

大まかなことはわかったが、知らぬことはまだまだ多い。

説明しよう! end

ご精読ありがとうございました!是非、コメントもしていってくだしい!!

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