出会い①
第2話です!是非読んでいってください!!
「どこだ、、、ここ?」
目の前に広がる高原にただ呆然とするしかなかった。
(さっきまで部屋だったよな?んでこんなとこいんだ?)
パニックになりながらも俺の脳は必死に理解しようとしていた。
(もしかして、異世界転移とかじゃねぇよな??んな漫画みたいな話、、、)
つー
汗が滴り、日差しがさす。
(暑いな、、、とりま日陰)
ざっざっざっ
日陰を求め歩み始める。
(なんでこんなとこいんだ?どこの国に飛ばされた?)
様々な考えが頭をめぐる。
周りには広大な草原が広がっており、所々に見上げる程の大きな木々があった。
(とりあえず休むか)
いい具合に日差しを遮れるような大きな木があった。
どすっ
「ふー」
大きく息を吐きながら座る。
(さてさてどうしたものか。とりあえず状況整理、、、)
ガサガサ
後ろから音がする。
「っん?」
何か動物や虫がいるかと思い、後ろを見てみた。
(何もいない??)
何もいない。だが明らかに音がする。
「は????」
俺は見た。音の正体は木。そう、木が動いていたのだ。
ぐぐぐぐぐ
驚くのも無理はない。その木には確かに顔があったのだ。
「んだよ、、、これ、、、」
後ろに一歩下がる。
ゔぉぉぉぉあああ
「!?!?!?!?」
突然の怒号。木の顔が表情を変える。
ザシュ
「え」
一本の太い木が俺の胴体を貫いていた。
ぽたぽたと血が滴る
「がっ」ドサっ
大きく前のめりに倒れる。
(あーやっべぇ、、、なにがおきて、、、)
ぐおおおおおぉぉぉ
木の顔はまだ怒っているまま。
「フレイム!!!!」
突如爆音とともに、木が燃え始めた。
そっと見上げるとそこには一人の女性が立っていた。
そこで俺の意識は途切れた。
ーーーーー
「っは!!!」
目が覚め、飛び起きると、そこは部屋の中だった。
「ぐっ」
その瞬間感じたのは、頭痛と先ほど貫かれた胴の痛み。
(ん?傷が塞がってる?)
空いたはずの大きな穴が完全になくなっていた。
(てか、なんか夢をみ)
ガチャ
「あっ!!」
扉が開き、女性がやってきた。
「目、覚めたんですね!よかったぁ〜」
空いた口が塞がらなかった。
金髪の長い髪、宝石を彷彿とさせる美しい蒼い瞳、美しく、可愛らしい顔からはどこか抜けてるように見える。発するだけで、周りを明るくする太陽のような声。
俺は知っていた
「あのっ、な、名前は、?」
「あっ私はリーファ。リーファ・アルファティアです!」
出会い① end
ご精読ありがとうございます!!コメントま、是非お願いします!!