最悪の一日
異世界系の小説です。初めてなので読みにくくて拙い文章ですが、1話だけでも、読んでいってください!!
日差しが今日も真っ暗な部屋を照らす。
そう、今日も朝が来てしまった。
「ん、んん、、、」
眩しい日差しに起こされ、今日も一日が始まる。
これが「俺」の毎日のルーティン。
来てほしくもない「今日」が今日も来てしまった。
さて、「俺」こと、「夏目 紅葉」(なつめ もみじ)の一日はいつも憂鬱から始まる。今年で25歳、、、大学はなんとなくで卒業し、仕事もろくにしないで、やることといったら趣味の漫画くらい。
これで、漫画の傑出した才能でもあれば、俺の人生はまだ明るかったろう。しかし、浮かぶものはありきたりなものばかり。
「っしょっ」
重たい体を起こし、様々なことを考える。
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まだ、あまり頭が回っておらず、ぼーっとするだけ。
「っし」
立ち上がり、とりあえず机に向かってみる。そうして、ふと引き出しを開け、のぞいてみた。
「最強勇者の異世界物語」
原稿だけのものが、大量にまとめてある。
「んー」(パラパラとページを、めくる)
(キャラだけは力いれて作ったんだよなぁ)
原稿用紙には、一人一人の設定が書かれた付箋がついていた。高校時代に作った黒歴史に近いものである。
ピロン
携帯に一通のメールが届く。
(誰だ誰だ?)
佐藤 新着メッセージが三件あります
(あぁ、佐藤か)
佐藤は唯一といっていい友人だ。高校時代からの仲で漫画の話で仲良くなった。考えてみれば、この話を一緒に作ったのは佐藤だった。
(俺が内容であいつが絵、懐かしなぁ、、、)
あの時はまだ夢で溢れていた。有名漫画家になって、億万長者になり、家庭を持ち、幸せになるつもりだった。
「はぁ」
漫画は好きだ。だか、嫌いになるくらいまで好きになることはできなかった。
ふとまた、視線を、原稿に戻す。
パラパラパラパラ
(それにしてもよく、こんな書いたよなぁ。)
「ん?」
パラパラとめくるページの手が止まる。
(こんな話あったけ?)
そう思った刹那、突如原稿が光出した。
「うぉっ!?」
直視できないほどの光。思わず暗闇を欲して目を閉じる。
「なんだ!?なんだ!?」
ようやく、瞼の向こうが落ち着いたと思い、ゆっくりと目を開ける。
「は?」
目の前にはいつもと同じ、部屋の背景。ではなかった。
「どこだ、、、ここ?」
最悪の一日 end
ありがとうございます!!コメントも是非してください!!