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いつまでも旅の途中



季節はもうすっかり春となった。


やっと山の雪も無くなり、福寿草が花を咲かせている。


サラはギルド シリウスのギルド長にやり甲斐を感じ始めたようだが、最近はババ様の影響を強く受けているようだ。


アキのお腹も大きく目立ち始めて、もうすっかりお母さんの貫禄を見せている。

ババ様もまるで孫が生まれるかのような喜びようで、本当に楽しみにしている。


龍神様は何故かマーサさんの宿に入り浸っているようだ。

ババ様とカイの様子を見て、何かに火が付いたらしい。

それに困ったマーサが、シロに相談しに来ていた。


シロと雪乃は、最近少し飛べるようになったぴーちゃんと、レイヤが連れてきたクロと一緒にお散歩するのが日課になっていた。

クロはぴーちゃんとすぐに仲良しになり、寝るときも寄り添って眠る程だ。


宮川と柳は、暇を見てよく二人で修練している。以外と気の合う仲なのだ。年の差はあるが、柳もグイグイ行っているようである。


そして、カイ達は…既に30階層まで到達していた。


「レイヤもそろそろ龍化出来そうだね」


「カイの龍化を見てるから、イメージは出来るんだけど。私の本質が分からなければ難しいらしいわ。」


「ああ!この前爺さんが言ってたやつだな!?」


「そうそう。カイは源の龍で原初の力を扱う。私も自分が何者かを、思い出さなければならないって。」


「爺さんの言うことは難しいよな!」


「あはは!ほんとにそうだね」


「私達には旅を楽しむ時間があるわ。ゆっくりいきましょう?」



「そうさ、俺達の旅は始まったばかりだからね!」


三人は楽しそうに笑い合いながら、次の階層に向かう階段を降りて行くのだった。




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