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俺達のサーガ
俺達の旅は順調に進んでいた。
坊と俺は、龍神様から目的地までの地図を手に入れ、様々な修行を付けてもらい力を身に着けて行った。
それは厳しい修行であったが、俺達は目的の為に必死であった。
大きな孔雀のフレアから、貴重な羽根を手に入れ、世界樹までたどり着く。
天までも届くその大きな樹。俺達はその樹から生まれた神聖な鳥の雛を保護し、マーサという不思議な老婆と知り合うこととなった。
龍神様とも繋がるその老婆は、多くの書籍に囲まれた部屋で暮らす賢者であった。
俺達はマーサからどんな願いも叶うという、願いの指輪を譲り受け、更に冒険は新しい展開を見せるのであった。
しかし……
『カイ?どうしたの?何か食欲ないわね?』
『坊もじゃよ?変なキノコとか拾い食いしたんじゃろ?』
「ぴーちゃん、ほら、これも食べてごらん?きゃーかわいい!」
「「 はぁ… 」」
『ほんとにどうしちゃったのかしら?』
明日から、がんばろう




