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フレアの餞別

「「 すいませんでした!! 」」


それはそれは綺麗な土下座であった。


「貴方たち!私の友達になんて事してくれてんのよ!もっと反省しなさい!」


レイヤは凄く怒っていた。割と本気で恐い。


『フフフッ、レイヤ、もういいわよ?私もふざけてたのだから。』


「フレアがそう言うなら。…でも今回は見逃すだけよ!」


「「はい!二度と失礼はしません」」


何とか許してもらえるようだ。


『それで、貴方達は何をしたかったの?』


俺達は、フレアに旅の目的、坊の池から繋がっている遠い湖を目指している事を説明した。


「爺さんにもらった手帳にフレアさんの印があったので来てみたんだ。喧嘩するつもりは無かったんだけど…本当にごめんなさい。」


『もういいわよ。手帳を見せてみて?』


『祠まで行きたいの?結構遠いわよ?』


「はい。シロに聞きました。」


『それでも行くのね?』


「オレはどうしても行ってみたいんだ!」


「俺も。坊の夢をかなえてあげたい。もう俺達二人の目標なんです。」


『そう、わかったわ』


そう言うと、綺麗な羽根の一枚を抜いて渡してくれた。


『これを世界樹の根元に居るお婆ちゃんに渡すと良いわ』


坊はそれを受け取ってよく見てみた。

その羽根は掴まえていないと飛んで行ってしまいそうな不思議な羽根だった。


「俺達を助けてくれるんですか?」


『レイヤの友達ですもの、ね?』


「フレアは優しいのね。でも、ありがとう。」


「「ありがとうございます!」」


『フフッ、道のりは遠いわ。決して挫けては駄目よ』


「「 はい! 」」


こうして俺達に次の目的地が出来たのだった。

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