実はとっても苦手なもの
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
さっきのオマケを削除してしまったので、折角なので小説に。
前にも話しましたかね?梅香の君が雷雨嫌いな話。
たまにぼやっと出ていた気がしますけども、改めて。
※前は「梅の花落ちちゃうから」と仰ってましたど。
オリジナル設定です。
突然の暴風雨。それでも梅香の君と会う時には必ずと言って良いほど晴天だった。ほら今日も。多少雲は浮いているが、無害なもの達ばかり。とてもじゃ無いが、嵐一つ起こさない様な、穏やかなもの達。まぁ、私的には嬉しいのだけど。
鳥居を一礼すると、梅香の君が待って居たと言わんばかりに出迎えてくれた。嵐の後の涼やかな風が頬を撫でる。それは貴方様の如く。
梅香の君はそっと手招きをした後に、ぽんっと私の髪を撫でた。完全に甘やかしモードである。
「ん。さっきの嵐、凄かったね」
「はい。雷雨も」
その言葉を耳にした瞬間、私の髪を撫でていた手がぴたりと止まった。それから罰が悪そうに視線を逸らすと、何とも切なげな顔で見下ろす。
うーん……梅香の君的に、決して雷雨との親和性は悪くないと思うのだけど……。嫌い……なのかな……?
「お嫌いなのですか? 雷雨」
「ん……これ話すと長くなってしまうのだけど、省略したいから、手始めに一つ。私が神様になった経緯はご存知かな?」
えぇ、存じ上げておりますとも。目も当てられない程の悲惨な事があった上で、人から祀られた。他の神話に出てくる神様達とはちょっと経緯が違う。其れが、天候と関係があるのだろうか?
瞬きを繰り返して居ると、また甘やかす様に頭を撫でてくれる。優しい、優しい、眠ることさえ許して下さる様な手つき。
「知ってそうだね。うん。その……崇められる前に戻りそうになるんだよ。物凄く端的に言うと、荒御魂に近付くと言うか……」
「あぁ、存じ上げております」
神様の中でも荒ぶる気質の部分。積極的かつ獰猛。だから何かを挑戦する際には荒御魂に頼ると良いと聞いた事がある。でも穏やかさから遠い人格である故に、見せたく無いのか。
私が理解した事を察したらしい。とてもにこやかな笑顔で、自分の胸元まで引き寄せる。
「人と会う時は、穏やかな私で居たいからね。あ……祈祷が始まる。君ももう少しゆっくりしていくと良いよ。良い天気だし。梅はもう落ちてしまったけど、新緑も綺麗だよ?」
えぇ、そうさせて戴きます。
以下、やはりちょっとヤバい作者の発言( '-' )
梅香の君に、めためたに甘やかされたい人生送ってます。
だって、優しいから!! 何時でも来てくれたら撫でるのに。とか仰いそうなものですから!!
~冷静になりませい~
それはそうとして、何故か雷雨の時、ちょっと気が急っている気がしたので。
「早く帰った方が良い」
と凄くしんどそうに仰ってるイメージがあります。
あんまり思い出したく無さそうな。
そりゃ、しんどい過去を話して下さいと言われたら、渋々にもなりますわ。
梅香の君は、お茶目さが欲しい( '-' )
たまに松風の緊張を解す為に、からかう程度は( '-' )
※お堅い人というイメージが無いんですよ。
※心にゆとりが無いと、つまらないだろう?
和歌だって、生きていく上では不必要かも知れないけど、豊かにする為には必要だろう?
って思っていて戴きたく候。
人から神様になった経緯で後悔なさっていないのは、今の投稿作品内ではお一人だけですね。
九曜様。あの方は絶対に後悔なさって無いと思います。
今でもずっと、弱い人に優しい。
書きたいのですけど、他の神様のように上手く纏まらない……( '-' ) 纏まらない( '-' )