1時間目『ホントは怖い⁉︎童話のお話』
キーンコーンカーンコーン…。
ルア「おはようございます、レオ先生!」
レオ「ん〜、あぁ。そっか俺 教師か。」
ルア「いや忘れないでくださいよ⁉︎」
ルア「あれ?シュンがいないのは病弱だから仕方ないとして、ネグは?」
レオ「ん〜、あぁ。家の事情で休みだ。」
ルア「ふーん。」
ルア「あ、そうそう。今日の授業は何ですか?」
ルア(記念の1時間目…ワクワク!)
レオ「ん〜、じゃ国語で。」
ルア「『じゃ』ってなんですか『じゃ』って!」
ルア(はぁ、でも国語かぁ。私 結構 国語は得意なんだよね!)
ルア「で、国語っていってもどんなことをするんですか?」
レオ「…ルア、お前 嫌いな話とかあるか?」
ルア(え?嫌いな話?んんん〜…。)
ルア「あ!ありますよ。私は怖いのとかグロいのがちょっと無理ですね。」
レオ「そうかそうか。ならこれやるぞ!」
ババン!レオ先生は黒板に文字を書き始めた…『本当は怖い童話』。
ルア「って、えええ⁉︎何でですか⁉︎私さっき怖いの無理って言いましたよね⁉︎」
レオ「は?だからやるんだぞ?」
ルア(うっわぁ、最悪教師…。)
ルア「えぇ…わかりましたよ、やりますよ」
レオ「よし、じゃあ今日はシンデレラをやる。」
ルア「え⁉︎あれ怖かったんですか⁉︎」
レオ「あぁ。本当の話はこうだ。」
シンデレラ
あるところにシンデレラという女の子がいました。
シンデレラはいつも義理母と義理姉二人にこき使われていました。
そしてある日、舞踏館から招待状が届きました。
義理母と義理姉は舞踏館へ行きましたがシンデレラは留守番になってしまいました。
すると魔法使いがやってきて魔法をかけてくれました。
でもその魔法は0時には解けてしまいます。
シンデレラは喜んで舞踏館へ向かい、王子と踊りました。
ですがそろそろ0時!
もう帰らなければなりません!
階段を降りていくと焦りすぎてガラスの靴が一つ脱げてしまいました。
でも拾っている時間はなくてそのまま帰りました。
その後、王子は舞踏館であったシンデレラを探しにきます。
王子はガラスの靴がちょうどよく履けるのがシンデレラだと言いました。
ルア「はい?ここまでは普通ですよね?」
レオ「あぁ。やばいのはここからだ。」
そして義理母はガラスの靴を履けませんでした。
ですが!なんと義理姉の一人は指、一人はかかとを切り落としました。
二人はガラスの靴が履けましたがガラスなので中が見えて切り落としたのがばれてしまったのです。
で、シンデレラが履くとガラスの靴はぴったりでシンデレラが舞踏館であった人だとわかり、王子はシンデレラと結婚して幸せに暮らしました。
ルア「……先生。」
レオ「なんだ?ルア。( ´艸`)ムププ」
ルア「なんでグロいのもってきたんですか⁉︎」
レオ「そりゃあルアの克服を手伝うために。」
ルア「え?私のために?」
レオ「あぁ。(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
ルア「うっ、ごめんなさい…(−_−;)」
レオ「お前、詐欺に気をつけろよ?( ̄ー ̄ )」
ルア「騙したんですか先生⁉︎」
キーンコーンカーン…。
レオ「お、もう終わったか。じゃーまた明日なー。」
やってほしい授業とか募集してます。(^∇^)