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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

空気人間

思いついたことを、一時のノリと勢いで文におこしました。

文に変なところがあればすみません!

僕の考えが何人に伝わるのか、そして何人が共感してくださるのかーー。

空っぽだ。


人間という生き物は空っぽだ。


空っぽの中に無理やりに意味を見出し、生産性のない感情の渦に飲み込まれる。


空気の中に『空気』の居場所はない。


同じように自分の中に『自分』の居場所はない。


他人から形成され、認知された自分であるために、


朝目覚めて、食事をして、生活をする。


息を吸う。


後ろを振り返るとその積み重ねが、


前を見るとこれからの積み重ねが、


空っぽだ。


そうじゃないと誰かは否定する。


全ての命に意味があると、熱弁する。


その最もらしい言葉をさも答えであるかのように、


納得してしまうことがなぜできようか。


この世界において私が、僕が、


あなたが、君が、


人間が、生物が、


生まれてきたことに本当に意味があるのか。


世界が生まれたことに、


宇宙の存在に、


意味など見つけようがない。


生まれたから、生まれて。


存在したからしょうがなく存在する。


みんなみんな空っぽで、


空っぽが怖いから中身があるように振る舞う。


みんな空っぽ。


全部空っぽ。


だから中身を探すために、


人は今という時を刻むのか。


空っぽだから人は生きる。


生物は生まれる。


世界が、宇宙が存在する。


そこに理由が出来たとき、


空っぽが空っぽじゃなくなったとき、


きっと全ては無に還る。


空っぽのくせに、


人々に決められた基準に囚われているだけのくせに、


偉そうにする奴らを馬鹿というのだろう。


地位が低くても、


苦手だらけでも、


中身を見つけて終わりを迎えられた人が、


ほんとうにすごい人なのだ。


僕はまだ空っぽだ。


自分が何者かわからない。


頑張ることは嫌いだけど、


空っぽのくせに夢は見ていて、


矛盾を抱えてサボっている。


面倒で、意味のない頑張りを、


何故しなくてはいけないのだろう。


フと考えたところで答えは出せない。


それは何億の歴史の中で見いだされなかった問い。


空っぽを抱えて僕は、


また明日を迎える。


そうして未来を迎える。


振り返ったとき、空っぽの今をどんな過去に感じるだろう。


空っぽの未来をどう受け入れているのだろう。


せいぜい空っぽの人間らしく、


不毛な毎日を送っているだけだろう。

初めましての方も、そうでない方も、僕の他の作品も読んでいただけたら嬉しいです!

最近、出版社の新人賞に応募するのをメインにしてるので更新ペースがゴミなんですけどね笑笑

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