メリークリスマス
~Misaki's Story~
Dialy
12月17日 木曜日
運命の人はすぐ近くにいるのに、私は何もできない。
私を見てくれてるのかな?
明日こそは、少しでもキョリをちぢめられたらいいな……。
12月18日 金曜日
やった!連絡先ゲット♪
放課後にわざと忘れ物してみた。
タイミングをみはからって彼だけの教室にとつげき!(>-<)
うまくいってよかった~♫
12月19日 土曜日
彼から電話きた。汗汗
急に電話してくるんだもんっ……
うまく話せてた……よね?
まだ顔がまっかだよぉ~。
12月20日 日曜日
今日は塾の帰りに霧崎くんとそうぐう!
隣の席だけど、まだグイグイくる感じが苦手かなぁ。
それにしても、彼と二日間会ってないと寂しいな。。
明日よ早くこい~~~~~!!!
12月21日 月曜日
今日の朝、霧崎くんから告白された。突然だからびっくり!!
でも、ごめんね。私には運命の人がいるの。
放課後になってもしつこく言ってくるからふりほどいて逃げてきちゃった……。
だって私が好きな人は別にいるんだもん。
今日学校やすんでたけど、大丈夫かなぁ(*-*)
12月22日 火曜日
もうサイアク!!
霧崎君はすごい睨んでくるし、彼は素っ気ないし……。
私なにか気に障ることしたかなぁ。
こんなのじゃダメなのにぃ~!!!
追記:もう夜の11時なんだけど霧崎くんからずっと電話くる。
昨日から何通もメール来てたし……。
怖いよぉ。。。
12月23日 水曜日
もうくりぼっち確定かななんて思って、せめて駅前のイルミネーションだけでも見ておこうと思って行ってみたら……
彼がいた!!
帰ってきて鏡見てみたら私、ダサい服着てたよぉぉぉ!!!……恥ずかしい。
偶然会えるなんて、、やっぱり運命だよね!!
しかも、イルミネーション一緒に見るなんて超ロマンチックじゃない?!
ご飯の準備しなくちゃだからすぐに帰らなきゃいけかったけど、、
本当はもっと一緒にいたかった(><)
やっぱり私、彼のことが好きなんだな……。
今日、帰り道で誰かにつけられてるような気がしたんだけど、気のせいだよね?
霧崎くんからはメールも電話もこなくなった。
諦めてくれたのかな。。。
12月24日 木曜日
神様……。
どうか彼を救ってください。
彼から誘いがきて、嬉しくて仕方なかったのに、まさかこんな事になるなんて。
彼は私を守って刺された……。
私のせいだ。私がちゃんとしなかったからだ。
震えがとまらないよ。
長谷川くん……生きて!!!!!
~Hasegawa's story~
クリスマスまで残り0日。
今日は12月25日。メリークリスマス。
最後に覚えているのは、泣き崩れる桜木さんと、パニックに陥った人々の悲鳴。
気づいたら僕は、ベッドの上にいた。
どうやら僕は、生きているようだ……。神様は僕の願いを聞かない代わりに助けたんだ。むしろ、この方が嬉しいや。
病室の白い天井を見上げていた僕は、ふと、左手に温かい感触を感じた。
体はまだ自由が利かないようなので、僕は首をゆっくり立てた。
僕の左手は別の手によって握られていた。
白くてちょっとか弱げな手。つやつやしていて綺麗だ。そして、すごく柔らかい。
「う~ん……」
僕の手を握る人物が寝返りをうつ。
すると、その人物の顔が顕わになった。
――桜木さんだ。
そこにいたのは桜木さんだった。疲れてしまったのか、僕の足を枕にして眠ってしまっている。
桜木さんが僕の手を握っている。桜木さんの手だ!
僕は自分が怪我をしていることも忘れてひたすらに喜んだ。
――ちょっと、握り返してみようかな……?
微かに感覚の戻った手で、僕はそっと彼女の手を握り返した。
僕の隣には今、桜木さんがいる。
彼女のかわいらしい寝顔に、僕は暫く見とれた。
「コンコン」
誰かがドアをノックした。僕は反射的に「はーい」と返事した。
刹那、そのドアが勢いよく開いた。
「宏樹!目を覚ましたの?!」
母が凄まじい形相で僕に駆け寄りながら言った。
「うん」
僕は返事した。
母の声で目を覚ましたらしい桜木さんは、うっすらと目を開けた。まだ視界がはっきりしないのか、目を擦っている。
「大丈夫?痛くない??」
母は桜木さんそっちのけで僕に尋ねる。
すると、漸く桜木さんは目を覚ました僕を視界に捉え、声を上げた。
「長谷川くん!!」
彼女の声が室内に響く。
「よかった、よかった……」
彼女はそう言ったかと思うと、途端に泣き出してしまった。
「お母さん、僕は大丈夫だから、桜木さんになにか温かい飲み物でも買ってきてあげてくれない?」
僕は桜木さんと二人きりで話したかった。だから、僕を心配する母には悪いと思ったが、その旨を示唆するお願いした。
「わかったわ。ちょっと言ってくるわね」
母は僕の意図を理解してくれたようで、そう返事するとすぐに病室を出て行った。
僕は再び桜木さんと二人きりになった。
桜木さんは未だに泣いている。
「そんなに泣かないでよ。僕は大丈夫みたいだから」
「ごめんね、ごめんね……」
桜木さんは涙を拭きながら僕に謝る。
「桜木さんが謝ることじゃないよ」
「でも、私のせいで長谷川くんは……」
「違うって。桜木さんのせいじゃない」
僕はそう言って、ゆっくり桜木さんの頭を撫でた。
彼女の涙は漸く止まった。しかし、依然として彼女の目は真っ赤に充血してしまっている。
僕は少し躊躇ったが、ずっと抱えていたこの思いを一刻も早く告げたかったので、僕は早速切り出した。
「昨日僕が何か伝えようとしてたの、覚えてる?」
僕は彼女にまず尋ねた。
「うん、覚えてるよ」
彼女は頷きながら言った。
「その……最後まで言えなかったから、二人きりの今のうちに言っておくね」
僕がそう言うと、彼女はニッコリしておどけた声でこう言った。
「え~、いまぁ~?!」
「ええっ?!」
僕は最初、彼女が僕の告白の拒んでいるのかと思った。
しかし、彼女の顔は笑顔と共に少し、赤らんでいた。
僕は彼女が恥ずかしがっているのだと悟った。
それってつまり……?
僕はありったけの思いを、この一言に込めた。
「僕は桜木さんのことが好きです」
彼女は僕の言葉を聞くや否や両手で顔を覆った。
そして、小さな声で、でも、はっきりとこう言った。
「私も長谷川くんのことが好き」
僕は彼女の放った言葉を、目を瞑りゆっくりと頭の中で咀嚼する。そして、僕の心の中から溢れだした喜びは僕の全身を駆け巡った。
僕は渾身のガッツポーズをした。
だが僕は怪我人だ。余りにも勢いよくやったものだから傷が痛んだ。
「イテッ!」
僕は思わず口に出してしまった。
「大丈夫??」
途端に桜木さんは血相を変えて僕に尋ねる。
「大丈夫、大丈夫。嬉しすぎて怪我してるの忘れてたよ」
「もう……」
彼女の表情はまた優しい笑顔に戻った。
僕は尋ねた。
「僕と付き合ってくれる?」
僕がそう言うと、彼女はゆっくり胸に手を当て、言った。
「もちろん!」
僕はついニヤついた。
桜木さんはこれで僕の彼女になったんだ。
傷ついた体と対照的に、僕は今最高の喜びに満たされていた。
「最高のクリスマスプレゼントだよ」
僕が、そう言い終わったとき、彼女は僕の枕元に両手をついた。
彼女が僕の顔を覗き込む。
「まだあるよ」
彼女はそう言って、顔を僕の唇に近づける。
そして、彼女の唇はそっと僕の唇を覆った。
今回、私史上初めて、小説を投稿させていただきました。
勉強不足のため語彙は少なく、まだまだ拙い文章です。それでも、一生懸命書きました。ご感想等いただけると嬉しいです。
この物語の主人公の長谷川宏樹はくりぼっちでしたが、作者である私もくりぼっちでございます。まあ、この時期に連日投稿させていただいていたことからも想像がつくと思いますが(笑)
くりぼっちの皆さん、諦めないで! 長谷川くんのように、きっと自分を認めてくれる運命の人に巡り会えるはずです!!
私とともに、来年こそはくりぼっち脱却を目指しましょう!!!!!
メリークリスマス!!!!!




