英国王のスピーチ
トム・フーパー監督。
史実を元にした映画。
現英国女王エリザベス2世の、お父さんの話です。
幼い頃から吃音に悩むヨーク公アルバート(後のジョージ6世)は、スピーチが大の苦手。だというのに昨今ではラジオ放送が始まり、王族としてマイクに向かう事は避けられません。いざとなると緊張のあまり言葉の出ないアルバート。なんとか治そうと色んな治療法に頼りますが、一向に改善されませんでした。
唯一の救いは、王位を継ぐのが兄だということ。
しかし兄エドワード8世が『王冠をかけた恋』の為に退位してしまい、なんと自分に王位がまわって来てしまいます。
おりしも世の中は第二次世界大戦間際、ナチスドイツと戦う為に、国民に向けて情熱的なスピーチが求められています。
言語療法士ローグと育んだ友情、常に側にいる妻エリザベス王妃の深い愛情。それらに支えられたジョージ6世のスピーチは……⁉︎
じんわり感動する話です。
実際のジョージ6世の症状は映画ほど酷くはなかったそうですが……。
若干の脚色があるとはいえ、実話だというのがまた凄い。
王子アルバートの、自らの吃音への悩みと王になる重圧が非常に等身大に描かれていて、移民で平民のローグとの間に友情と信頼関係が育まれる過程が、観ていて微笑ましかったです。
王妃エリザベスとも羨ましいほど強い絆で結ばれていて。いい夫婦だなぁ、としみじみ思いました。
うん、王妃役のヘレナ・ボナム=カーターさん、とてもハリー・ポッターでベアトリクスを演ってたのと同じ女優とは思えない……。あっち、本当に悪い表情してたもんね……。
王妃(後の皇太后)存命中の公開は拒まれていたそうですが、これよくエリザベス女王からの許可取れたなと、ある意味感嘆したり……。
さすが英国王家、太っ腹です。




