僕は46億歳。
これは、ジャンルとしては科学絵本。
地球の生誕から現在までの46億年の歴史を、1月1日から始まる一年間のカレンダーに当てはめてみよう、という絵本です。
豊田充穂さん作・絵、杉田精司さん監修。学研教育出版さんから出ています。
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【1月1日、お正月】 宇宙のチリやガスが集まって、地球が誕生しました。
【1月7日、冬休みが終わる頃】 流れ星が落ちてきて地球に衝突、千切れたカケラが地球の衛星:月になりました。
【3月、サクラが咲く頃】 水蒸気が集まって海が出来、地球の表面を覆いました。
【4月、入学式がある頃】 海の底から陸が盛り上がり、海の中では細胞という生命の小さな粒が現れました。
【5月、五月晴れの頃】 ラン藻が酸素を生み出します。
ところが、
【7月、夏休みが近付く頃】 『スノーボ-ル・アース』と呼ばれる超低温時代がやってきます。気温はマイナス50度、海には厚さ1キロメートルもの氷が。ラン藻をはじめ、いろいろな細胞がこの寒さで死んでしまいます。
【8月の始め頃】 地球の中でなんとか生き延びた命は、DNAの入った『核』を持つようになりました。多細胞生物も現れ、生き物は進化を始めます。
【11月】 海の中にはいろいろな生き物が。脊椎動物、魚の仲間。両生類が誕生し、陸に上がります。陸上には既に植物と虫たちが暮らしていました。
【12月20日】 いよいよ恐竜の登場です!
しかし、
【12月26日の夜】 1日遅れのとんでもないクリスマスプレゼントが空から落ちてきます。またしても大きな隕石が地球に落下!砂埃が巻き上がり、太陽の光は遮られて、氷河期が到来。恐竜は絶滅してしまいました。
【12月27日早朝】 地球は温かさを取り戻し、寒さを乗り越えた哺乳類の時代がやってきます。
【12月31日、大晦日】 カレンダー最後の1ページで、ようやくサルが人間に進化。
この日はちょっと分刻み。
人間が仲間同士で力を合わせ、家を作って生活するようになった時、時計の針は夜中の11時です。
そうして人間が四大文明を築いたのは、11時59分を過ぎた頃。
産業革命で機械や電気を入手した後、人々が「地球を守ろう」と言い始めたのが、カレンダーの1年が終わるほんの1秒前の事です。
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46億年の地球の歴史を一年に置き換えると、人間の時代はほんの1日。
そう考えると、気が遠くなりそうですよね。
壮大な地球のカレンダーをたまにはめくって、過去に想いを馳せてみるのもいいかもしれません。
ちなみに恐竜時代を25mプールとするなら、人類史は3cmの消しゴムくらいだとか。
こっちも凄い。




