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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。

盆の無花果

作者: 切々
掲載日:2026/10/20

なんも考えず1時間程で作成したなぐり書きなためかなり無理矢理なところが多いです。許してください。

一つ、また一つと貴女を置いていく四つの季節は今日もまた見向きもせずに去っていく。今年の盆は例年に比べ湿気があり随分とまた死には似合わない。火照りと蒸気で飾られた無花果の実が無機質な墓を彩る。


十五の盆、私は家族を率い祖母の家で過ごした。何処へいても青い薫りが漂うようなこの田舎、十五の私にとってはとても面白みのなかった。しかしこうして夏に溶かされるまんまな訳にも行かないので近くの沢に足を運んだ。祖母の山にあるこの殺風景な沢にはカワゲラやガムシ、サワガニなどのごく一般的な水生生物が都会の喧騒とは蔑むように生活している。私が此等の採取に励んでいると、奥の獣路から陶器が化けて出たのかと疑うほど白くすっきりとした肌を持ち精悍な顔立ちをている少女が現れた。その少女は私をまじまじと見つめる。きれいな瞳だ。この少女をみていると私の醜穢な容姿を破きたくなってくる。そんなことを考えていると貴女は口を開いた。

「あなた、かわいい顔してるね。友達になろうよ、私かわいい子大好きなの。」

何だこいつは、初対面とは思えない距離感でなんともなんとも不思議なやつである。ただ私だってかわいい子は好きだ、これを機に顔を見知りになれるのなら好都合だ。

「う、うん。いいけど貴女すごいね、初対面とは思えない距離感だね。びっくりしちゃった。」

「まあ年齢も近いしそんなもんじゃない?」


 (何も思いつかなかった為少し話が飛びます)


私達は今日を機に盆の間、毎日共に過ごす仲になった。


俄然蒸し暑くなってくる盆の終わり、いつものように私達は沢で雑談を楽しんでいたのだが貴女はしんと沈黙する。私は困惑し貴女を見つめていた次の瞬間私は岩の冷たさと人肌の温かさに押し潰される。大きさの違う指と指は交錯し微細な温度の違いが混ざり合っていた。

「ごめん、私もう友達を辞めないといけないくらい酷いことをしてしまいそうなんだけど。許してくれる?」

つもりはないが、身体は抵抗しない。呼吸のような頷きが漏れる。私のはだけたシャツを、まるで沢の流れを手で掬う様に優しい手つきで脱がせていく。左手は私の腰へ、右手は首筋から鎖骨、次は乳房へと指を滑らせた。開放的なこの空間に私も昂奮し貴方の林檎に口をつけた、驚嘆した様子で私を覗くがすぐ素に戻り両者は唾液を絡ませる。夏の蒸された無花果のような生臭い香りがしたが不思議と不快ではなかった。下半身は貴方にリードされるように踊り腰を拗じらせ畝つかせる。快感の奴隷となった私達は無事盛りを迎え達た。事が終わり汗で束になった貴方の髪はまだ女性特有の甘い香りを醸しながら靡かせていた。


祖母の家を離れる日にもかかわらず私達は再び融け合い白昼夢を見た。最中に貴方が告白した「私達あなたと1年も離れる事はどうしても耐えられない。だからこの沢、私達の全てが詰まっているこの沢で物語を締めたい」

私の体も心も抵抗をしないどうやら貴女の言葉には私を操る咒いがかけられているようだ。

私達は窮極となる為に沢を下り都合のよい淀みを見つけた。生憎ここ近くには人は住んでおらず祖母の家が歩いて20分程のところにあるばかりだ。私達が土に、天に、自然に帰結するのを誰も邪魔はできない。私達は唯一の邪魔であった衣服を投げ捨てぬめつく苔に気をつけながら淀みに浸っていく。ごつごつとした敷布団に能動的な掛け布団に加え、その上に乗ってくる重厚な石が私達に手を差し伸べる。朧気な意識を頼りに貴方の胸元に手を当てる...安堵した。貴方はもう先に逝ったみたいだ。眼前が真っ白になる。


私が目を覚ましたのは無機質的な白い部屋、病院だ。また家族の呼ぶ声に刺激され気を覚ましたようだ。私の目からは涙が零れ貴女の指のように顔を沿わせた。死ねきれず私は貴女のリードを無下にしてしまった。紅は夕に追い付くのに、私はあなたに追い付けなかった。


今度はしっかり考えます

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